【総おさらい】納骨堂の基本情報~費用や種類をわかりやすく紹介~

【納骨堂】アイキャッチ画像

最近よく耳にする「納骨堂」。
電車内やホームなど納骨堂のポスターや、テレビコマーシャルなどでもよく見かけるようになりました。

気軽に参拝が出来るといった点が、忙しい現代人の生活スタイルに合っています

また、一般墓だと墓守が必要でお墓管理の後継者不足に悩まされる問題がよくあります。
しかし、納骨堂は墓守が必要ないので今の時代に合った遺骨の収蔵先として、注目を集めているポイントの一つです。

ただ、一概に利用者は増えているといっても、その細かな実態までは知らない人も多いのではないのでしょうか。

この記事ではこのような問題解決に役立ちます!

  • 「納骨堂って何を指すのの?」
  • 「納骨堂を選ぶときに注意すべきことって何がある?」
  • 「納骨堂や共同墓地、お墓の種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない」

この記事では、「納骨堂」についての形式・種類・費用などの基本情報をまとめています。

また、実際に選ぶときに確認するべきポイントも紹介していますので納骨堂に関して迷っている方は参考にしてください。

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納骨堂とは

納骨堂とは、故人の遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物のことです。さまざまな寺院や霊園が納骨堂を運営しています。

また納骨堂を取り扱っている霊園は、公営・民営・寺院とそれぞれにあります。お墓が遺骨を収蔵する野外の施設であるのに対し、納骨堂は遺骨を収蔵する屋内の施設だと言えるでしょう。

納骨堂と一般のお墓との違い

納骨堂と一般墓の違いについては「納骨堂とは~納骨堂と一般墓の違い~」でも詳しく解説していますが、大きな違いは遺骨の収める場所です。

納骨堂は「堂」と名前に付く通り、遺骨を屋内に収蔵します。対して、一般的なお墓は屋外にある収蔵スペース(カロート)に遺骨を収蔵します。

では、収蔵先以外に お墓と納骨堂とはどのように違うのでしょうか?詳しく見ていきます。

お墓は屋外につくられた納骨場所

一般のお墓は野外に設置され、その地下に遺骨を埋葬することが最大の特徴です。
日本では亡き人の遺骨を土に還し、その地上に石碑を建てて、手を合わす対象としてきました。
もちろん、遺体や遺骨を自然に還すという営みは世界中で見ることができます。

中国が発祥の儒教では、人は死後、魂は天に還り、魄(はく:肉体、転じて遺体や白骨)は地に還ると考えた「魂魄(こんぱく)二元論」が根底にあります。

また、日本人は古来より森羅万象に魂が宿るものと考える自然崇拝を行っており、特に岩や石は信仰の対象でした。

ですから、遺体(あるいは遺骨)を土に還して、石を礼拝の対象にするところに、儒教や古神道の影響を見ることができます。

遺骨を骨壺のまま保管する納骨堂

一方、納骨堂は、骨壺の中に遺骨を納めて、収蔵施設に安置します。
実は納骨堂は最近の施設のように思われる人が多いのですが、昔から存在しました。

ただし、お墓を建てるまで一時的に遺骨を預かるケースが多かったようで、あくまでも先祖の供養は子孫が個別に執り行うのが一般的な方法でした。

しかし現代では、お墓の代わりとなる礼拝施設として用いられています。
納骨堂にもさまざまなスタイルのものがあり、棚型、ロッカー型、仏壇型、自動搬送型などがあります。

屋内のお参りのため、雨風を気にする必要がなく、ゆくゆくの墓じまいの必要もないために、多様なライフスタイルに応える形で納骨堂は人気を集めています。

ただ、いつまでも遺骨を納骨堂に安置しておくわけにはいきません。
33年などの一定期間を過ぎたあとは永代供養塔などで合祀されることが多いことから、跡取りのいない人たちが多く利用しているようです。

納骨堂と永代供養との違い

納骨堂はあくまでも納骨するスペース・施設のことであり、永代供養は寺院や霊園が供養管理してくれるというものです。

永代供養と納骨堂の違いは?メリット・デメリットと相場で比較」でも詳しく解説していますが、納骨堂と永代供養は別物です。

ただ納骨堂も最初から合祀するタイプ、一定期間が経ってから合祀するタイプなどがあります。
そのため最終的には永代供養されるということで、納骨堂と永代供養はよく一緒にされたり間違いそうになると考えられます。

納骨堂が最近増えている理由

少子化・核家族化、また都会への人口集中などの社会問題を背景にして、人々の死生観は少しずつ変化してきました。そのようななか、供養方法の多様化、また費用に対するシビアな考え方により、簡単で安価な納骨堂が人気になってきてると考えられます。

納骨堂が増えている理由

  • 地元での定着率の低下
  • お墓の後継者がいない
  • 費用の安さ

現在は、仕事などそれぞれの事情によって、昔のように同じ場所にいつまでも住み続ける人の割合は減少傾向にあります。そのために、お墓を建てても近くで面倒を見ることのできる人がいない、という事態が起こってきています。過疎化していく地域や地方では、すでに破綻してしまっているところも多くあるのです。

お墓を継いでいく人のいない者にとっては、それは切実な問題となっています。そんな人たちにとって、継承者が不要な納骨堂はとてもありがたい存在といえます。

また納骨堂は、お墓を建てるよりもかなり安い値段で納骨することができます。墓地を購入し墓石を建てる、となると、多額の費用を負担しなければなりません。しかし納骨堂は墓石がない分、ずいぶんと安く納めることができるのです。

このような、バブル崩壊後のライフスタイルや景気低迷といった社会の状況で、納骨堂は間違いなく、供養の行き場に困る人たちへの受け皿になっています。人気の秘密はまさしくここにあるのです。

そして気になる納骨堂へのお墓参りですが、一般的な墓地と同じように、予約などしなくてもいつでも自由に参拝するところが多いです。ただし建物内に作られていることが多いため、夜間などには表の扉が施錠されてしまうことがあります。必ず参拝に行く前には時間の確認をしておくようにしましょう。

納骨堂を利用するメリット・デメリット

メリットとデメリットを考える男性納骨堂のメリットとデメリットをまとめました。それぞれを確認して、じっくり検討しましょう。

納骨堂のメリット

納骨堂には、お墓とは違った良い点があります。ピックアップすると、以下の5つです。

  • 費用が安い
  • 寺院が管理してくれることの安心感
  • 便利なアクセス
  • 掃除や管理がしやすい
  • 改葬や墓じまいに手間や費用がかからない

それぞれ、具体的にどういった点がメリットなのか見ていきましょう。

費用が安い

お墓を建てるためには墓地と墓石を購入しなければなりません。

納骨堂の費用は施設によってさまざまですが、ほとんどの場合、お墓よりも安く済みます。合葬墓タイプとなると、費用はさらに安くおさめることができます。合祀墓の場合は、通常では遺骨は骨壺から取り出して納骨することになります。

寺院が管理してくれることの安心感

多くの納骨堂は寺院の境内にあり、管理してもらえます。

防犯的な意味合いだけでなく、普段の供養が行き届いているというほかに、法要やお盆などのセレモニーにも、すぐに対応してくれるといった安心感があります。

便利なアクセス

墓地を購入しようとすると、都心部では価格が上昇し、郊外や都心部ではお墓参りそのものが大変になります。

納骨堂は、墓地や霊園のように広大な土地は必要ありませんので、都市部に建てられていることも多く、自分たちがお参りしやすい場所に購入することができるでしょう。駅が近くて徒歩で通えるなど、生活圏内の範囲に位置するところが多いため、大変便利になっています。

掃除や管理がしやすい

納骨堂は建物の中の施設です。お墓のように野外に置かれて、雨や風にさらされることがありません。墓石磨きや草抜きのような、労力を要する掃除の必要がありません。

改葬や墓じまいに手間や費用がかからない

引っ越しが多く、改葬が伴う場合、あるいは跡取りがいなくなった時の手間が楽です。墓じまいは墓地の面積が1㎡で10万円近くかかると言われています。

納骨堂の場合ではお墓の施設がないために、解体撤去の工事が不要なので、墓じまいにかかる諸々の諸費用のみで済みます。墓じまいにかかる諸費用というのは、寺院の檀家になっている場合、檀家を離れるために必要な離檀料というものがかかります。離檀料はその寺院によって違いますが、10万円から20万円程度です。

また閉眼供養を僧侶に行ってもらわないといけませんので、その費用としてお布施をします。これも地域の習慣や寺院などによっても違いますが、相場は2万円から5万円程度とされています。

墓じまいするには、墓埋法という法律に基づいて、各自治体にも改装許可申請書というものを提出する必要があります。この改装許可申請書については、費用はかかりません。

納骨堂のデメリット

一方、納骨堂を選ぶときに考えた方がいいデメリットもまとめました。

  • 納骨する遺骨の数に制限がある
  • 従来のお墓参りができない
  • 最終的に遺骨は合祀される
  • 地震などの災害や建物の老朽化などへの対応が不明瞭

ひとつずつ具体的にみて、選ぶときの参考にしてください。

納骨する遺骨の数に制限がある

納骨堂では、骨壺のまま遺骨を収蔵します。土に還るわけではないのでずっとそこに残ったままです。スペースにも限りがあるために、遺骨が多い場合は収まりきらないということも起こる可能性があります。

従来のお墓参りができない

納骨堂では、従来のようなお墓参りができません。すぐ隣に別の人が眠っていたり、屋内なので線香をあげられないなど制限が厳しいことが多いです。納骨スペースは個別に区切られていますが、これまでのお墓参りに慣れている人にとってはとても窮屈に感じられる人もいるでしょう。

納骨堂によっては、お参りをする人のために、供養塔を建てているところもあります。

最終的に遺骨は合祀される

納骨堂を終の棲家(ついのすみか)と決めた場合、またお墓を承継してくれる人などがいない場合、遺骨は合祀(他の人の遺骨と同じ場所に埋葬されること)されることになります。通常のお墓では、お墓を承継してくれる人がいなくなってしまったら、墓地の管理者などによって改葬が行われ、無縁仏となってしまいます。

納骨堂ではこのようなことになることはなく、一定の時期がくれば、合祀墓へ遺骨を移して、永代的に供養をしてくれるのです。そのため、承継者などの心配は要りませんし、安心して眠ることができるというものです。

地震などの災害や建物の老朽化などへの対応が不明瞭

お墓への納骨の場合、墓地を区切って埋蔵しているために、どこに誰のお墓があるかすぐに分かります。ところが納骨堂の場合は1つの部屋の中に納骨棚が整然と並んでいます。万が一、建物が老朽したり地震が起きたりした際の遺骨の取り扱いに不安が付きまといます。

納骨堂の種類

納骨堂は、大きくわけると4種類があります。

  • 納骨堂タイプ1:棚型
  • 納骨堂タイプ2:ロッカー型
  • 納骨堂タイプ3:仏壇型
  • 納骨堂タイプ4:自動搬送型

それぞれ見た目に異なる特徴がありますので、確認しましょう。

  • タイプ1:棚型

  • 位牌タイプの納骨堂
  • ひな壇に遺骨や位牌を整然と並べる形式です。
    礼拝は中央に鎮座するご本尊に向けて行い、個別には行いません。
    ロッカー型や仏壇型のように個別のスペースがないために、最も安価な方法でしょう。
  • タイプ2:ロッカー型

  • ロッカー式の納骨堂
  • 遺骨をロッカーのような収蔵棚に保管します。
    手前に花などを供える簡易のスペースを設けているタイプもあれば、遺骨を取り出して共有の礼拝スペースで手を合わすタイプもあります。
  • タイプ3:仏壇型

  • 仏壇タイプの納骨堂
  • 扉を開くと宮殿(くうでん:仏さまが納まる場所)があり、本尊や位牌に向かってその場で礼拝できるタイプの納骨堂です。
    通常、ひとつの区画の中で、上段が仏壇スペース、下段が納骨スペースという具合に分けられています。
  • 仏壇型の納骨堂については「納骨もできて手も合わせられる 仏壇型の納骨堂をご紹介します」でも詳しく解説しています。
  • タイプ4:自動搬送型

  • 自動搬送式の納骨堂
  • コンピューター制御の納骨堂です。
    共有の礼拝スペースでICカードをかざすことで、遺骨が自動で運ばれてきます。
    土地不足の都心部で納骨堂を実現させるためにできたもので、「マンション型納骨堂」などとも呼ばれています。

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納骨堂の費用相場

納骨堂の費用には、その納骨堂によっても違いますが、納骨室代の他に永代供養料なども含まれています。1人用が50万円、家族用が100万円だと言われています。

一般的なお墓を購入するときの相場約190万円前後と比較すると、かなり金額は抑えられます。しかし、納骨堂の相場はあまりにも曖昧です。

筆者は仕事がら、何十何百というお寺に出入りし、実際に納骨堂を製作、納入した経験もあります。ネット上の情報と、筆者の経験から、相場をもう少し具体的に見ていきます。

  • タイプ1:棚型 相場10~20万円

    棚型は、構造もシンプルです。本堂や納骨堂のひな壇に骨壺を並べるだけ。
    費用はお寺のさじ加減、ということが多いように思われますが、10~20万円くらいでしょう。
  • タイプ2:ロッカー型 相場20~50万円

    ロッカー型は遺骨の収蔵を目的とした施設で、納骨堂の中では安価な部類に入ります。
    20~50万円くらいでしょう。
  • タイプ3:仏壇型 相場50~100万円

    仏壇型は、遺骨の収蔵と礼拝を兼ねた施設です。
    1人用、2人用、家族用とさまざまなタイプがあります。
    安いもので50万円。一般的な相場が100万円。高いもので150~200万円くらいでしょう。
  • タイプ4:自動搬送型 相場100万円

    自動搬送型は、コンピューター制御と、内装や外観など充実した設備が特徴です。
    1人用や2人用だと100万円前後、家族用だと100~200万円ちかくするでしょう。
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納骨堂の運営母体による違い

寺院墓地・公営墓地・民営墓地

納骨堂は運営する母体によって、3つの種類の分類することができます。寺院が運営や管理を行っている寺院納骨堂、また自治体などが運営・管理を行っている公営納骨堂、宗教法人などが経営母体となっている民営納骨堂などです。

寺院納骨堂

お寺が寺院内に建てている納骨堂で、運営や管理もお寺で行っています。最初、寺院納骨堂はお墓を建てるまでの間など、遺骨を預かる場所としてはじめられました。

しかし次第にお墓を改めて建てることなく、そのまま納骨堂にて供養する人が増えてきたことで、最近はその意味も変わってきています。

寺院でお墓を建てるには檀家になる必要がありますが、また宗派が違う場合には改宗することが条件となっていることが多いのですが、納骨堂利用者には、それらは免除されることが多くなっています。

そのため、寺院といってもそれほど敷居は高くなく、わりあい気楽に利用しやすくなっています。寺院であれば普段の供養、また法要などの行事や、永代供養などについても安心して任せておくことができます。

公営納骨堂

都道府県や市町村などの自治体が経営母体となって運営や管理を行っているのが、公営納骨堂です。

公営納骨堂は、誰もが利用できるわけではないので注意が必要です。それぞれの自治体の条件に合った人しか利用することができません。条件はさまざまですが、その地域に住んでいることが例にあげられます。

ただ公営納骨堂は、寺院納骨堂や民営納骨堂に比べると、比較的リーズナブルなところが大変魅力的です。また自治体が運営をしているため安心して利用することができます。

そういったことをふまえて、公営納骨堂は、とても人気が高く、希望する人全員が利用するとも限らないのが現状です。応募して当たってもすぐには利用できないこともありますので、よく考えてから決めるようにしましょう。

民営納骨堂

宗教法人や社団法人などが運営母体で、民間の企業などが取り扱いの窓口になっているのが、民営納骨堂です。

民営納骨堂は宗教法人が運営母体となってはいますが、宗教や宗派を問われることはほとんどありません。

公営納骨堂に比べると利用代金は少し高めではありますが、色々な形状のものがあり、内装などや利用の仕方なども、自由で個性的なものが多く見られます。

最近はお墓に対する意識が多様化してきていますので、そのニーズに応えるべくさまざまな工夫がされてきました。

お墓を建てずに納骨堂にすると決めても、まだまだ色んな種類のものがありますし、自分も家族も納得のできる、またのちのち後悔することのないようにしっかりと見極める必要があります。

納骨堂の探し方から決めるまでの流れ

納骨堂はさまざまな寺院や霊園が運営しています。大事な遺骨を預ける施設です。
自分たちが気に入った場所を選ぶことができるよう、焦らずにゆっくり決めましょう。

納骨堂を決めるまでの流れは、一般的に下記の通りです。

  1. インターネット検索または、地域の仏具店に聞く
  2. 電話問い合わせまたは、資料請求
  3. 現地見学
  4. 契約

それぞれの工程について、もう少し詳しく紹介します。

インターネットなどで検索

まずはインターネットなどで調べてみましょう。自分たちが望むエリアにどのような納骨堂があるのかを確認し、気になるところをピックアップします。

地域の仏具店に聞いてみる

これは筆者の体験談ですが、仏教寺院は未だにネットでの情報発信を苦手としている面があります。
ネット上には出ていない隠れた納骨堂が、実はあなたのお住いの近くにあるかもしれません。

その地域の仏具店であれば、寺院の様々な情報を持っているので、一度訊ねてみるのもいいでしょう。

電話問合せ、資料請求

電話で問い合わせして、資料請求をしましょう。
電話での応対が丁寧か、資料は分かりやすく作り込まれているか。
対応や資料の出来栄えが、お寺の姿勢を反映していることもあります。

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現地に見学へ行く

気になる納骨堂を3~4箇所ほど選ぶことができたら、実際に現地に出向きましょう
自宅からのアクセス、施設の充実度、境内の雰囲気、予算、寺院の人柄など、現地でしか確認できないことがあります。

契約をする

気に入った納骨堂があれば契約しましょう。
契約書を取り交わします。
大変かとは思いますが、一字一句を細かく確認することをおすすめします。

特に以下の2点は注意しておきましょう。

  • 万一経営が破綻するようなことが起きた時、どのような対応をしてくれるのか。
  • 供養の期間を設けている場合、その期間を過ぎた後の遺骨の取り扱いをどうするのか。

また、納骨堂に限らずお墓を建立する流れについて詳しく知りたい方は「お墓を建立する流れを知ろう!考慮すべきポイントや時期もバッチリ習得!」の記事をご覧ください。

納骨堂を選ぶときに気をつけること

納骨堂を選ぶ際には以下の点に気をつけましょう。

  • 交通アクセス
    まずは自宅から行きやすい場所にあるかどうかを見極めましょう。
  • バリアフリー
    いまは足腰が丈夫でも、年齢を重ねるとお参りも大変になります。
    バリアフリーの充実度を確認しておきましょう。
  • 宗旨・宗派
    どの宗旨宗派でも受け入れてくれるか。
    もしかしたら、その寺院への入檀(檀家になること)を求められることが稀にあります。
  • 安置期間と更新について
    一定期間をすぎたら合祀にするケースが多いようです。
    大切な遺骨の取り扱いです。
    期間と更新についてもきちんと確認しておきましょう。

納骨堂を利用するときの流れ

納骨堂を利用するかどうか、インスピレーションだけで簡単に決めてしまうには、ちょっと大き過ぎるお買い物と言えます。納骨の方法は自分のためだけではなく、家族や親族にとっても大きな問題となりますから、慎重に選ばないといけません。

  1. 資料請求をする
  2. 現地見学に行く
  3. 申し込みをする
  4. 納骨堂に納骨する

それぞれ順を追ってみていきましょう。

資料請求をする

まずインターネットや広告または知人などの紹介などから、めぼしい納骨堂を選択します。

もしその場所に決めたらどうなるのかという風に、具体的な自分たちの事情と照らし合わせながら探すようにします。

そこに決めた場合、価格、雰囲気、家族は通うのに不自由はないか、供養はどのように行ってくれるのか、納骨の安置の仕方や管理などはどうか、といったあらゆる情報を収集しながら想定を行っていきます。そしてある程度の絞り込みをします。

そして気になる場所の資料請求を行い、比較をしながら検討をしましょう。その中からまたいくつかの絞り込みを行っていきます。

現地見学に行く

いくつか絞り込みを行ったら、それぞれの納骨堂に見学予約をします。ホームページなどから専用のフォーマットを用意されているところもありますし、電話などを利用して見学する日時を決めます。

見学のポイントは、まず自宅からのアクセスがスムーズであるか、どのくらいの時間がかかるか、などを実際に体験しながら自分の目でしっかりと確認をしていきます。

納骨堂は設備や、環境、納骨の方法や管理、また仕組みなど、どのように行い、どのくらいの費用がかかるのかなどの確認を行います。

分からないことや疑問点などは、メモなどにとり、あとでしっかりと担当者に質問をして、わだかまりが残らないよう、その場で全て解決するようにしておきましょう。

そして調べたことを元に、家族とよく相談してどうすべきかを決めるようにします。時間がかかっても焦らずじっくりと、誰もが納得の答えを出すことが肝心。

申し込みをする

資料請求をしたり現地見学をしたりして、じっくりと検討を重ね、家族ともよく話し合ったら、次はここぞと思う納骨堂に申し込みをします。

納骨堂の経営する母体によって、申し込みを方法はさまざまです。現地見学をする際には、この手続きについても前もって聞いておくといいでしょう。

また人気のある納骨堂である場合には、すぐに利用することができない場合もあります。申し込みをしたくてもできないということもありませので、しっかりと事前に調べておきましょう。

納骨堂に納骨をする

納骨堂の場所が決まったら、次に納骨をします。納骨堂の種類にもよりますが、骨壺のままで納骨をするのが一般的です。骨壺のまま供える場合には、分骨用の小さな骨壺を使用します。

また合葬墓の形式なら、骨壺から遺骨を取り出して、他の遺骨とともに埋葬する場合もあります。
この場合は、あとで遺骨を返却して欲しいと依頼をしても他の遺骨と混ざり合ってしまっているので返してもらうのは不可能です。よく考えて決める必要があります。

なお、「納骨堂でも開眼供養はするの? 意味や流れをわかりやすく解説」でも解説していますが、納骨堂ができたときや納骨時に開眼供養をすることがあります。
利用する納骨堂が決まったら、納骨前に管理者に開眼供養をすべきか確認するようにしましょう。

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個性的な納骨堂をピックアップ

納骨堂を運営する寺院は日本各地にありますが、ここでは特に珍しい個性的な納骨堂をご紹介いたします。

万松寺納骨堂(愛知県名古屋市)

万松寺は名古屋市中心部にある由緒ある寺院です。織田信長の父である信秀が開いた織田家の菩提寺です。

万松寺が運営する永代供養の納骨堂は屋内施設となっており、いくつかのタイプから個性的な形状の納骨堂を選ぶことができます。

納骨堂のタイプは、お墓参りをすることにこだわって造られた、スタイリッシュな室内墓としての「白龍館彩蓮」、遺骨を収めた位牌を壇に並べてあるモダンな「阿弥陀堂」、和にこだわったロッカータイプの小さな仏壇を収めた「逢恩閣」。

そして、LEDライトで浮かび上がる諸仏によって幻想的な空間が広がる「水晶殿」。部屋全体が水晶に包まれているような透明な輝きの幻想的な空間は、特に話題となっています。また7段納骨壇を備えた「天聚閣」など、多様化した人々のニーズに応えるために、あらゆるタイプの納骨堂が用意されています。
万松寺納骨堂

伝燈院麻布浄苑(東京都港区)

伝燈院は港区麻布にある曹洞宗のお寺。納骨堂や永代供養を積極的に受け入れているお寺です。

”屋内納骨堂”は漆塗りの納骨段が並び、”屋外納骨堂”は御影石で作られた納骨棚。中心には阿弥陀如来の石造が据えられ礼拝することができます。

永代供養墓もあり、都心でありながら、閑静な空気の中で、自分たちにあった供養の方法が見つかることでしょう。

伝燈院麻布浄苑

龍雲寺 光の納骨堂(静岡県)

浜松駅からほど近い佐鳴湖湖畔に広がる境内の龍雲寺は、今から約7百年前に開基した歴史のある寺院です。自然が豊で広い境内を誇り、桜の木を植樹する樹木葬「桜樹下墓地」が知られています。

永代供養を申し込んだ人の専用の墓地となっており、継承者の代わりにお寺で供養を行ってくれます。永代供養は個人だけでなく夫婦や家族の利用も可能です。

龍雲寺はまた「光の納骨堂」も話題となっています。書家として有名な金澤翔子さんが奉納した般若心経は背景にして、納骨の区画は般若心境の字数である266区画が用意されています。

ガラス壺に分骨の遺骨を収め、納骨すると下からライトアップされて、内側から光を吸収し反射して透明に輝いて見えます。266体が並んだガラス壺は圧倒的な迫力あり、そして幻想的でとても美しい納骨堂となっています。

まとめ

いかがでしたか?
納骨堂にもさまざまなものがあるということを理解してもらたでしょうか?
慌てることなく、自分たちが納得の納骨堂を見つけることができるかが大切です。

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監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

近年都市部で急速に建てられているのが納骨堂です。

かつては墓地に遺骨を納めるまでの仮安置場所として預ける人が多かったのですが、「〇〇家の墓」として一般墓所のように使用したいというニーズが増え、納骨堂のカタチも多様化しています。

納骨堂の費用は、数万円から200万円程度までさまざまですが、一般墓所と異なり、1人分に対しての値段なのか、1区画に対しての値段なのか、納骨堂によって異なりますので注意が必要です。

納骨堂の場合、セキュリティーが完備されているので安心度は高まりますが、鍵(カードキーを含む)を持っていない親戚や友人・知人がふらっと立ち寄って、気軽にお参りしにくいのが難点です。

立地や利便性だけでなく、誰がどのようにお参りするのか、想定しながら選ぶと良いでしょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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