意外と困る?葬儀費用の準備と葬儀費用の例を解説

お墓、礼服人物と円マーク

この記事の目次

  1. 喪主や相続人の代表であっても故人の預金をおろせないことも
  2. 葬儀費用の例

喪主や相続人の代表であっても故人の預金をおろせないことも

家族が亡くなった直後、告別式や火葬などの葬儀費用に意外に困ったという人は少なくありません。

葬儀費用の平均額(もしくは目安)は150万〜200万円。この葬儀費用を、故人の銀行口座から出させてもらおうと考える人もいます。

しかし、故人の銀行口座から簡単に引き出すことはできません。亡くなったことを銀行に伝えると、故人の口座は凍結され、配偶者や実子でもお金をおろすことはできなくなります。

おろすためには、遺言で指定がない場合は、相続人全員の合意と故人の出生から死亡までのつながりがわかる戸籍謄本などが必要になるのです。特別に葬儀費用を引き出せる金融機関も有るようですが、一般的ではありません。

キャッシュカードを使って「死亡を伏せておろせばいい」と思うかもしれませんが、遺産を分ける段階になって「おろした人が着服したのではないか?」と相続人のあいだでもめる原因となります。

亡くなる前から考えたくないかもしれませんが、葬儀費用は、残された相続人が準備しておくことが大切です。

葬儀費用の例

(規模50名・仏式、都内の式場・火葬場併設)

葬儀費用の例

総額費用

約154万円(消費税8%込)
※お布施のみ別途

葬儀基本費用

約94万円
希望のイメージに近い花祭壇を選択

葬儀の場所

約24万円
知名度があり、駅から近く、集まりやすい場所に決定

返礼品

約4万円
参列者へ御礼状と会葬御礼品を多めに用意

食事

約20万円
親族ぶんと参列者ぶんを少し多めに用意

火葬・車輌

約12万円
一般的な火葬炉を選択

宗教者

寺院と相談


■参照元
わかりやすい図解版 
身内が亡くなったあとの「手続」と「相続」
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2016年5月10日 第1刷発行
2018年2月20日 第6刷発行

監修者:岡信太郎(司法書士)、木村健一郎(税理士)、岡本圭史(社会保険労務士)
発行者:押鐘太陽
発行所:株式会社三笠書房

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