【解説】永代供養と墓じまいの違い:意味・流れ・費用・注意点

【永代供養】墓じまいアイキャッチ画像

永代供養の墓じまいとは?徹底解説

  • 永代供養は供養を任せ、墓じまいはお墓の撤去を指す。
  • 永代供養と墓じまいには最低50万円の費用がかかる。
  • 永代供養は負担軽減がメリットだが、供養感が薄れる可能性も。
  • 墓じまいは親族や専門家と相談し、不安を解消することが大切。

最近、「永代供養(えいたいくよう)」や「墓じまい」という言葉をよく耳にします。
あととりがいない、あるいは子や孫が遠くに住んでいる人たちにとって、両親や先祖の供養、そして自分自身の終の棲家は切実な問題です。

しかし、普段仏事に触れていない人が多いため、永代供養や墓じまいの流れ、費用、違いなどがわからないという人はたくさんいます。

この記事では、永代供養と墓じまいについて、それらの注意点もまじえて詳しく解説いたします。

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今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案・遺骨の供養まで完全サポートします。
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この記事の目次

  1. 永代供養と墓じまいの意味や違い
  2. 墓じまいや永代供養をすることで「負担を減らして供養を任せることができる」
  3. 墓じまいをして永代供養付きの新たな供養先に移すまでの5つの手順
  4. 墓じまい後に永代供養を選んだほうが良い人
  5. 永代供養と墓じまいにかかる費用は安くても50万円
  6. 永代供養にする時に注意しておくべき2つのデメリット
  7. 墓じまいで困ったら一人で悩まず相談
  8. まとめ
  9. 監修者コメント

永代供養と墓じまいの意味や違い

【墓じまい 遺骨】アイキャッチ画像

「永代供養(えいたいくよう)」と「墓じまい」は、まったく意味が異なる言葉です。墓じまいについて検討していると、永代供養という言葉も併せて出てくるため、同じものとして捉えてしまう人もいるのではないでしょうか。下記、各言葉の意味です。

「永代供養」とは、供養を永代にわたって寺院や霊園に任せることを言います。これにより、継承者がいないことへの心配や無縁墓になるリスクを無くすことができます。一方、「墓じまい」とは、今あるお墓を撤去して、墓所の区画を更地にすることです。その後の供養方法はさまざまです。

簡単に説明しましたが、それぞれ具体的にどのような意味をもち、違いがあるのかを詳しく解説いたします。

墓じまいとは今のお墓を撤去すること

墓じまいとは、今あるお墓を解体撤去し、別の形で供養することです。

例えば、今あるお墓を撤去して永代供養墓に移すことが「墓じまい」にあたります。このように墓じまいは、ただ墓石を解体するだけではなく、中にある遺骨を別の場所に移すことも必要となります。

墓じまいをしたあとの供養の方法はさまさまです。

墓じまい後の供養方法

  • 永代供養墓や樹木葬、納骨堂などの別のお墓に供養
  • 散骨や手元供養などお墓を必要としない方法で供養
  • 新たに購入した墓地に新しく墓石を建立して供養

このように、決して「墓じまい=永代供養」というわけではありません

墓じまいについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。

永代供養は遺骨の供養・管理を寺院や霊園に任せること

永代供養とは、故人や先祖の位牌や遺骨をお寺や霊園に預けて、供養を永代に渡って任せることです。よく誤解されがちですが、「永遠」というわけではなく、寺院や霊園が続く限り供養してもらえるという意味になります。

本来、両親や祖父母をはじめとするご先祖様の供養は子や孫が行うことが一般的です。ですが、後継ぎや身寄りがいない方、経済面など何らかの事情でお墓の承継ができない人たちが永代供養を選ぶことが多いです。

永代供養の意味について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

墓じまいや永代供養を行うことで、悩みを抱えている人の負担が少なることもあります。実際に、どのような悩みが解消できるのか具体的に解説します。

墓じまいや永代供養をすることで「負担を減らして供養を任せることができる」

【永代供養 法要】アイキャッチ画像

墓じまいや永代供養は、継承者がいない人や金銭面に悩みを抱えている人の負担を軽くしてくれます。
「負担」と言っても様々なものがあり、精神的な負担、肉体的な負担、経済的な負担などが挙げられます。

それでは、どのような負担が軽くなるのか見ていきましょう。

継承者がいなくても安心できる

もしも子や孫などの後継ぎがいない、自分の死後の供養をしてくれる人がいない場合、大きな不安に襲われるのではないでしょうか。

永代供養であれば、もし継承者が絶えてしまっても霊園・お寺が供養してくれます。 ご先祖様や自分自身の行き場が決まっていることは、大きな安心につながるのです。お寺は、よほどのことがない限り世代を超えて存在し続けます。大切な両親や家族や先祖の遺骨を、粗末にすることなく、永代に渡って供養してくれるでしょう。

お墓の管理が必要なくなる

遠方にお墓のある人や高齢者、身体の不自由な方にとって一般墓地の管理は、肉体的な負担を感じることもあるのではないでしょうか。
また、墓地によっては階段や坂道が急であったり、お墓参りやお墓掃除も年を重ねるごとに一苦労となってしまいます。

永代供養にしたあとは、遺骨の管理をお寺や霊園が行ってくれるため、個別の墓所区画の管理の負担を感じずお参りできるでしょう。

従来のお墓より費用負担が少なくなる

今維持しているお墓の費用に比べて、墓じまい・永代供養をした場合の方が費用負担は少なくなることが多いです。

永代供養付きの墓地の場合、合葬の場合は墓地のメンテナンス費が不要、個別の墓所の区画でも使用期限が過ぎると、年間管理料が不要になり、その後の負担は少なくなります。

次の章では、墓じまいをしてから永代供養をする流れを5つの手順で紹介します。

墓じまいをして永代供養付きの新たな供養先に移すまでの5つの手順

ポイントを示す女性

今あるお墓を墓じまいしてから、新たに永代供養をするまで、どのような流れで行われるのでしょうか。

墓じまいから永代供養までは、次のような流れで行われます。

  • 関係者(親族・墓地管理者)に墓じまいの意向を伝える
  • 墓じまいの手続きに必要な書類を提出
  • お墓を撤去してもらう石材店を選ぶ
  • 閉眼供養・墓石の撤去・遺骨取り出し
  • 改葬許可証を提出して新しい寺院・霊園に埋葬する

ここからは、5つの流れを一つずつ解説します。

関係者(親族・墓地管理者)に墓じまいの意向を伝える

はじめに「墓じまいをしようと思っている」ということを、自分の親族や墓地管理者に相談しましょう。
間違っても、誰にも相談をせずに墓じまいをすることは避けましょう。後になってから大きなトラブルになる可能性があります。

新しい永代供養先の決定

次に、ご遺骨の新しい永代供養先を決めます。墓石を撤去するだけではなく、その後の供養先を考える必要があります。

また、菩提寺に永代供養をお願いする場合はその旨を住職に相談しましょう。お寺を替えたい人、お寺とのつき合いがない人は、永代供養を受け入れてくれるお寺を探さなければなりません。

最近は宗旨宗派を問わず永代供養を受け入れてくれるお寺がたくさんあります。インターネットなどで検索して、交通アクセス・供養方法なども踏まえて永代供養墓を検討しましょう。

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実際に希望エリアの継承者のいらないお墓を調べてみたい方は、こちらから検索できます。

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墓じまいの手続きに必要な書類の提出

墓じまいをしたら、お墓の中に埋葬されていたご先祖様の遺骨を別の場所に移さなければなりません。これを改葬(かいそう)と呼びますが、そのためには改葬元(今のお墓がある墓地)の管轄の役所から改葬許可を得なければなりません。

改葬許可を受けるためには、次にあげる書類の準備が必要です。

必要書類一覧

  • 新しい供養先から発行してもらう「受入証明書」
  • 役所に申請する「改葬許可申請書」
  • 改葬元の霊園やお寺から発行してもらう「埋葬証明書」
  • 上記の書類を提出して役所に発行してもらう「改葬許可証」

※「改葬承諾書」は、墓守の方と改葬申請者が異なる場合に必要になる承諾書です。
※自治体によって必要書類が異なることがあるため、事前に改装前のお墓のある役所にご相談ください。

これらの書類は、墓じまい後にお墓に入る場合は必ず必要となる行政手続きです。書類に押印や確認が必要となるため、余裕をもって準備を進めましょう。

墓じまいの手続きについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

お墓を撤去する石材店を選ぶ

石材店選びは、1つの石材店だけで決めるのではなく、見積もりを出してもらい複数の石材店の中から選択しましょう。高額な費用を請求する石材店も存在するため、自分たちが納得するまで話し合いを行うことも重要です。ただし、霊園によっては指定石材店が存在する場合があるので、その場合は指定の業者に頼みましょう。

墓石の撤去費用は1㎡あたり8万円~15万円ほどと決して安くないため、お互いが納得するまで石材店と話し合いをしておきましょう。お墓の撤去では、墓石を解体して撤去するだけではなく、墓地の土台となる巻石や外柵材も取り除きます。

全ての構造物を取り除いたあとはきれいに整地化して、利用していた区画は墓地の管理人に返還します。

なお解体した墓石や石材は専門の処理業者で砕石などにして再利用します。

希望があれば、竿石のみ処分ではなく無縁墓としてお寺で祀ることができます。

墓じまい後の墓石について詳しく知りたい方は「お墓のお墓とは?利用の流れ・墓じまい後の墓石の供養方法を解説」の記事をご覧ください。

閉眼供養・遺骨の取り出し・墓石の撤去をする

墓じまいの工事を行う前に閉眼供養(へいがんくよう・へいげんくよう)を執り行うことが一般的です。

その後、石材店に遺骨を取り出してもらい墓石の撤去を行いましょう。そのタイミングで、墓地の土台となる巻石や外柵材も取り除き、コンクリートを粉砕、張り巡らされた鉄筋も処分しなければなりません。

全ての構造物を取り除いたあとはきれいに整地化して、利用していた区画は墓地の管理人に返還します。なお解体した墓石や石材は専門の処理業者で砕石などにして再利用します。

希望があれば、竿石のみ処分ではなく無縁墓としてお寺で祀ることができます。

墓じまい後の遺骨について知りたい方は「墓じまい後の遺骨の供養方法は?取り出しや扱い方・永代供養などの方法を紹介」の記事をご覧ください。

新しい寺院・霊園の永代供養墓に埋葬する

墓じまいをして取り出した遺骨は、永代供養をしてもらう供養先へ持って行きます

通常、遺骨は骨壷に納めた状態でお寺に持って行きます。

ただし、骨壺から遺骨を出して埋葬していたため遺骨が幾分か土に還っていたなどの特殊なケースの場合は、どのように遺骨を取り扱うべきか事前にお寺に相談しておきましょう。

墓じまいのことで悩まれている方

今のお墓を撤去するのにかかる費用や手続きに関する疑問は、プロに相談するのがおすすめです。

ライフドットでは、墓じまいに関する一連の流れをサポート。
「なるべく負担をかけずに墓じまいしたい」という方は、ぜひライフドットにご相談ください。

次は、どういった人が永代供養や墓じまいが向いているのか解説します。

墓じまい後に永代供養を選んだほうが良い人

お墓の後継ぎがいない・無縁墓になってしまいそう・お墓の管理費を抑えたい人は、墓じまいをして永代供養墓へ遺骨を移すことを検討しても良いでしょう。

永代供養そのものは、ここ最近に始まったものではなく古くから行われてきました。

しかし昨今は後継ぎのいない家庭が急増しており、生涯未婚の人や離婚をする人が増加しています。その上、少子高齢化や、都市化に伴い子や孫が故郷を離れて戻ってこないケースも多くみられます。大学の進学で都会に出たり、仕事の関係で海外で暮らしたりということが当たり前の時代です。

墓じまいや永代供養をすることで、無縁墓になることを防ぐことが出来る上、自分が亡くなった後も安心することができます。

常楽寺 今小路様

天金山常楽寺
今小路覚淳さん

永代供養墓を検討される方は、墓じまいの後やお墓を建立・お守りができないという事情をお持ちの方もいらっしゃいます。
このように各家庭で、事情はさまざまあるかと存じます。
常楽寺では、夫婦で永代供養墓を選ばれる方が多くいらっしゃいます。

では、実際に永代供養や墓じまいを行うには、いくら費用がかかるのでしょうか。

永代供養と墓じまいにかかる費用は安くても50万円

お金のことを考える老人

墓じまいや永代供養をするのに、一体どれくらいの費用が必要なのでしょうか?
分かりやすい表にまとめているのでご覧ください。

墓じまい墓石の解体・撤去処分工事30万円前後
閉眼供養(魂抜き)のお布施3万円~5万円
離檀料10万円~20万円
手続きに必要な費用3000円ほど
永代供養永代供養の費用5万円~30万円

墓じまいにかかる費用

墓じまいにかかる費用内訳を具体的に紹介します。

墓石の解体・撤去処分の工事費用

墓じまいの工事は石材店に依頼します。

墓石を解体・撤去するだけではなく、墓地を整地化しなければなりません。解体した石材は、産業廃棄物として許認可を受けた専門処理業者に出さねばならず、これら諸々を石材店が請け負います。

平均的な相場は30万円前後でしょう。

一般的には墓地の面積1平方メートルあたり10万円から15万円程度が相場と言われていますが、墓地の状況、石碑の数などによって費用が大きく変わる可能性があります。石材店にお墓を見てもらってから見積金額を出してもらいましょう。

閉眼供養(魂抜き)のお布施

閉眼供養のお布施の一般的な相場は3万円~5万円程度です。ただし、お寺との付き合いや地域性によって適切な金額が異なります。詳しくは、お寺の住職や地域の石材店に尋ねてみましょう。

天王山安楽寺 住職

天王山安楽寺
杉本成範さん

安楽寺では閉眼供養(お性根抜き)のお布施は、お墓:2万円・お位牌:1万円をいただいています。檀家様には「布施・寄進一覧」として皆様に同じ書面をお配りしています。
墓じまいや離檀のご相談を頂いた際に、必要な費用の一覧をお渡ししてご説明をしています。

檀家をやめる場合の離檀料

お墓がお寺の境内にあり、墓じまいをすることで檀家を辞める場合、離檀料が必要となることがあります。

離檀料については賛否両論で、お寺に渡す必要はないという意見もありますが、長年その家のご先祖様も祀られてきたため、離檀料は渡すべきという意見もあります。

そのため、離檀料を払うべきかどうかについては、お寺の住職との関係性や地域の習慣から判断しましょう。

一般的な相場は、5万円~20万円と言われています。自分たちと住職が納得できる金額であれば、相場である必要はありません。

離檀料の相場や支払い義務については、曖昧な部分が多くあります。より詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

手続きに必要な費用

墓じまいをして遺骨を別の場所に移す場合、改葬許可証の提出など様々な手続きが必要となります。各書類でそれぞれ、無料~1500円ほどの費用がかかり、全ての書類で多く見積もって5000円ほどでしょう。

永代供養にかかる費用

新たに永代供養してもらうお寺には、遺骨や位牌を預ける時に永代供養料を納めます。
遺骨は永代供養墓や合祀墓などに納骨されますが、遺骨の預かり方や供養の仕方によって料金も異なります。

合祀だけをする場合

合祀とは他の人と同じ場所に遺骨を埋葬することです。
個別で遺骨の管理をしないため最も費用を安く抑えられる方法となっています。

相場は遺骨1霊あたり3万円から10万円程度でしょう。

一定期間個別に供養をしてもらう

いきなり合祀にするのではなく、骨壷を安置して一定期間個別に供養してもらうことも可能です。遺骨は永代供養墓の内部やお寺の本堂などで祀られます。

年に数回の法要や故人の命日に読経を上げてもらうなど、その方法はお寺によってさまざまでしょう。

費用の相場は、遺骨1霊あたり20万円から30万円とされています。霊標への戒名の彫刻費などもろもろの雑費を永代供養料に含んでいるお寺と、別途請求するお寺があるので事前に確認しておきましょう。

永代供養にする時に注意しておくべき2つのデメリット

家族会議の様子

永代供養にすることで、デメリットはあるのでしょうか。ここでは2つのデメリットを紹介します。

供養をしている気持ちが小さくなる

供養とはあくまで気持ちの問題で、墓じまいや永代供養は、遺骨を新しい供養先に預けることです。

自分達のお墓がなくなっても、命日やお彼岸などの節目では、供養の気持ちを忘れないようにしたいですね。

一度合葬にすると遺骨を取り出すことができない

永代供養にすると遺骨は合葬され、他の人の遺骨と一緒になります。

骨壺の状態で納骨する場合もありますが、遺骨を骨壷から出して納骨するケースもあります。その場合、何かの事情があって遺骨の返却を求めても、合葬後に遺骨を返却してもらうことはできません。

他の人の遺骨と混ざっているために物理的に不可能なのです。そのため、事前に親族内で遺骨について必ず話し合いをしておきましょう。

墓じまいで困ったら一人で悩まず相談

墓じまいで困ったり分からないことがあれば、一人で悩まず親族やお寺の住職に相談しましょう。

自分が墓守だからといって、勝手に決めてしまうと後々大きなトラブルになりかねません。お墓は、親族みんなのものです。それを踏まえた上で、墓じまいをするのかどうかを検討しましょう。

どうしたらよいか分からない方や、相談する人がいない方は、ライフドットの墓じまいにご相談ください。

希望エリアの永代供養墓を見てみる

まず希望エリアの永代供養墓を見てみたい人は、こちらから検索できます。

まとめ

永代供養と墓じまいの意味や方法についてご紹介してきました。それぞれの意味は理解できましたでしょうか?

少し複雑な部分もあったため、最後にこの記事のポイントを箇条書きでまとめます。

  • 永代供養とは、遺骨の供養・管理を寺院や霊園に永代に渡って任せること
  • 墓じまいとは、今のお墓を撤去して別の形で供養すること
  • 改葬とは、遺骨を別の場所に移すこと
  • 永代供養は、精神的負担、肉体的負担、経済的負担を軽くしてくれる
  • 永代供養と墓じまいにかかる費用は安くても50万円
    • 魂抜きは3~5万円
    • 離檀料は10万円~20万円
    • 撤去工事は30万円程度(面積やお墓の数などによって大きく変わる)
    • 永代供養は3万円~30万円
    • 戒名料は20万円から(必要な場合のみ)
  • 墓じまいに向いている人
    • お墓の後継ぎがいない
    • お墓の管理費を抑えたい
    • お墓が無縁墓になってしまいそう
  • 墓じまいから永代供養までの流れは、【関係者に墓じまいの意向を伝える】→【新しい永代供養先を決める】→【墓じまいの手続き】→【お墓の整理をしてもらう石材店を選ぶ】→【閉眼供養・墓石の撤去・遺骨取り出し】→【新しい寺院・霊園に埋葬】という順に進んでいく。
  • 永代供養をしてもらう寺院選ぶには、住職の人柄や、宗旨宗派、アクセス、予算、供養の方法を確認しておく
  • 永代供養のデメリットは、供養の想いの減少・遺骨が取り出せない
  • 永代供養は、個別供養か合祀かを確認しておく
  • トラブル防止のためにも身内にも同意を得ておく

この記事の制作に協力いただいたみなさま

天王山安楽寺 住職

天王山安楽寺
杉本成範

小学校はカトリック・中高大はプロテスタントの学校を経験したハイブリット僧侶。
システムエンジニアを辞め高野山で修業後、真言宗の3つのお寺を兼務する僧侶へ。
安楽寺では宿坊やイベントを手掛け、TwitterやFBで広く情報発信を続ける。

常楽寺 今小路様
天金山常楽寺
今小路覚淳

3つのお寺の住職・副住職・仏教学院宗学堂の仏教講師も務める。
Youtubeでは、宗教や仏教で気楽に生きる方法をテーマに発信を続ける。
法話を通して仏教の思考回路を身につけ、安らかに生きる方法を語る。

公式Twitter
公式Youtube
公式FB

監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

墓じまいをした後の遺骨の行先はさまざまです。新たに「〇〇家のお墓」として建墓もしくは納骨堂等を契約して納骨をするケース、取り出した遺骨を海へ散骨するケース、合葬墓に納骨するケースなどがあります。

合葬墓というと、かつては行き場のない遺骨を納める場所のようなイメージがありましたが、最近の合葬墓は、「〇〇家のお墓」に代わる納骨先として、現代のニーズに合った形で開発されたもの。そもそも家墓も「家単位につくられた合葬墓」です。現在広く認知されている合葬墓の場合は、一緒に入る人が血縁・地縁ではありませんが、お墓に対する考え方や弔い方については同じ方向を向いた人が集まっているといえるでしょう。

墓じまいを検討されている方

  • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
  • 複雑な事務手続きをやりたくない
  • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

親族や知人などに墓じまいを経験した人がおらず、不安に感じる人もいるかと思います。
また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。

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