仏壇へのお供えは「五供(ごくう)」が基本!マナーや注意点を紹介
仏壇への毎日のお供え物について、仏壇を引き継ぐことになったばかりだと悩まれる経験をされる方は多いでしょう。
また、お盆やお彼岸で親戚が集まり、仏壇にはさまざまな食べ物や飲み物が供えられますが、正しい方法って何だろうと疑問に 習慣でお供えものを選んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事ではこのような疑問を解消!
- 「いつもお供え物は親にまかせっきりで、何を供えたらよいのかわからない」
- 「お供え物についてしっかりと考えたことなかったけど、避けなければならない物ってある?」
- 「今度義理実家に行くときに、仏壇へのお供え物は何を持っていけばいいの?」
この記事では、仏壇へのお供えについての基本≪時期・意味・種類≫などを簡単にまとめています。
毎日仏壇へお供えをされている方はもちろん、仏壇のあるご家庭へ法要に行かれる方にもためになる情報がたくさん載っています。
「何を選べばいいのか」、「どのくらいの費用をかけるものなのか」という判断材料となるでしょう。
ぜひ、お供え物をするときの参考にしてみてください。
この記事の目次
仏壇への日々のお供え、お参りをしよう
先祖の供養、感謝を示すためにも、仏壇への日々のお勤めはしっかり行いたいものです。
仏壇にはいつも花を飾り、できれば朝晩の二回、少なくとも朝一回は、ろうそくを灯して、線香をあげて拝む習慣をつけましょう。
仏具の基本である三具足(花立て、ろうそく立て、香炉)が毎日使われることが、日常のお勤めの基本です。
毎日手を合わせて、静かな心でお参りします。
宗派によってお参りの際のお線香の本数やあげ方など、仏壇への拝み方に違いがあります。
わからない場合は、菩提寺の住職に訊くとよいでしょう。
仏壇へのお供え物は「五供(ごくう)」と呼ばれる5つが基本
家に仏壇がある場合、お供え物には「五供(ごくう)」と呼ばれる5つの基本があります。
五供それぞれの種類と意味を示し、毎日のお供えをどのようにすべきか解説していきます。
1.お香~毎日お線香をあげる~
仏さまは、香りを召し上がるとされています。
香り高いお線香を毎日あげることが、供養につながります。
天に上ってゆくお線香の煙が、この世とあの世をつなぐものであるという解釈もあります。
お線香をあげるタイミング
お線香をあげるタイミングは朝です。
水やお仏飯など他のお供え物をしてから最後にお線香をあげます。
お線香をあげたら、おりんなどを鳴らし、お参りをしましょう。
宗派別の線香のあげ方と焼香の仕方
宗派 | 線香のあげ方 | 焼香の仕方 |
---|---|---|
天台宗 | 線香は3本を立てて供える | 焼香は3回 |
真言宗 | 線香は3本を立てて供える | 焼香は3回 |
浄土宗 | 線香は1本を2つに折って供える | 焼香は3回 |
浄土真宗 本願寺派 | 線香は1本を2つに折って、寝かせて供える | 焼香は1回 |
浄土真宗 大谷派 | 線香は1本を2つに折って、寝かせて供える | 焼香は2回 |
曹洞宗 | 線香は1本を立てて供える | 焼香は2回 2回目は軽く香をつまみそのまま香炉にくべる |
日蓮宗 | 線香は1本を立てて供える | 焼香は1回 |
臨済宗 | 線香は1本を立てて供える | 焼香は1回 |
2.お花~好みや季節に合わせたお花~
仏壇の両脇に1対の花瓶を置き、お花をお供えします。
故人は、お花の香りも召し上がります。 故人の好みに合わせたり、季節のお花を飾ったりします。
ただ、バラなど棘があり、血を流すことを連想させるものは、お供え物としてはあまり良くないという考え方もあります。
お花を供えるタイミング
お花をあげるタイミングは、毎朝です。
困難でしたら毎日水換えを行い、お花の元気がなくなってきたら取り換えましょう。
3.お灯明~ろうそくに火を灯す~
ろうそくの明かりは、「お灯明」を指します。お灯明は、世の中全てを照らす光です。
仏教ではこのお灯明に従うことで、迷いがなくなってゆくとされます。
ろうそくに火を灯すタイミング
ろうそくに火を灯すタイミングは、水やお仏飯をお供えした後です。
本来なら、ろうそくの火をずっと灯しておくことで供養につながるとされています。
しかし、火事などの心配があるため、お供え後のお祈りが終わったら消しましょう。
仏壇のろうそくの灯を消すときは、口で吹き消してはいけません。
口は不浄に通じ、先祖に向かって息を吹きかけることは失礼にあたるためです。
手であおいで火を消しましょう。
4.お仏飯(飲食・おんじき)~毎朝炊き立てのご飯~
飲食は自分たちの食べている主食を供えるのが基本です。
炊き立てのご飯を、仏飯器でお供えします。これをお仏飯と呼びます。
仏さまはお仏飯の香りを召し上がるという解釈と、 仏さまはご飯を召し上がらないので、お仏飯は飾り物としてのお供えであるという解釈があります。
ただ、いずれにしろ、仏壇から下げたお仏飯をいただくことが、供養やご利益につながるとされます。
お仏飯を供えるタイミング
お仏飯をあげるタイミングは、朝です。毎朝、炊き立てのご飯を仏さまにお供えしましょう。
「あなたの子孫は、今日も朝から元気でご飯を食べられます」というメッセージを送ることにもなります。
5.お水(浄水)~毎日潤いを与える飲み物~
「死者は喉が渇く」とされ、お水はお供え物のなかでも欠かせない大事なものと受け止められてきたそうです。
また、透き通った水は、けがれなき浄土を象徴するものという意味もあります。
お仏壇にお水は絶やさないようにしましょう。
ただし、浄土真宗だけは、水をあげないとする解釈もあります。
浄土真宗の場合は、お寺や年配者に尋ねたほうがいいでしょう。
お水をお供えするタイミング
お供えの水は、仏壇に向かったときには毎回換えます。
毎朝はもちろんのこと、お客さまからの手土産などお供えするものが生じたときには、水を換えましょう。
以上、お供え物の基本と意味についてお伝えしました。
次の章では、お供え物を贈る場合の基本を紹介します。
自分の家に仏壇はないけれど、法要で親族の家に行く際にお供え物を持参される方は多いのではないでしょうか。
確認していきましょう。
ご飯やお水は毎日お供えするの?
本来は、毎朝お水かお茶と炊きたてのご飯を供えますが、最近は毎朝ご飯を炊かないお宅もあるので、できる範囲でよいでしょう。
個人の好物でもよいですし、いただきものや季節の初物は都度、まずは仏壇に供えます。
また、お供え物はある程度の時間で下げてできれば処分せず、家族で食べるようにします。
お供え物を贈るときの基本
お供え物を贈るときは、必ずのし紙を掛けることが基本です。
手土産のようにそのまま渡すことはしません。
このとき、先祖へのお供え物であることがわかるようにするための渡すときの基本を3つご紹介します。
のし紙で包装する
お供え物は、仏事とはいえ弔事ということもないので、白黒よりも、双銀や白、黄白の水引きがついた掛け紙が適当かもしれません。
表書きは「御供(おそなえ)」とし、自分の名前(結婚している女性は夫の名前)を記します。
購入するお店には、「『御供(おそなえ)』ののし紙をかけてください」と注文します。
「内のし」か「外のし」かを問われたら、宅配便などで送る以外は「外のし」を選びましょう。
施主(あるいは家主)に初めに手渡す
実家などに着いたら、施主(あるいは家主)に、「お仏壇にお供えください」と言って お供え物を初めに手渡します。
そのときは紙袋から品物を出し、のし紙が見える状態で渡しましょう。
のし紙が破れないよう、風呂敷などに包むとより丁寧です。
その後、「お線香をあげさせてください」と言って、仏壇に向かうのがベストです。
御供物料5,000円程度を包むのもあり
どんなお供え物がよいかわからないときは、現金を包むのもいいでしょう。
白黒、または黄白の結び切りの水引がついた香典袋を選び、表書きは「御仏前」「御香典」とします。 相場は5,000円ほどです。
ただ、四十九日など年忌法要でない限り、やはりお供え物は現金よりも品物が一般的です。
次章では、贈る場合のお供え物の選び方についてお伝えしましょう。
贈るお供え物の選び方
渡すお供え物の選び方の基本は、通常の手土産よりも、故人らしさや季節感を大事にすることです。
一般的にはお菓子や飲み物、果物がふさわしいとされます。
お菓子は後からみんなで分け合いやすいため、飲み物や果物は「死者はのどがかわくので、水分の多いものがほしい」とされているためです。
他にも気をつけたいポイントがあるので、1つずつ紹介します。
みんなで分けあえる物を選ぶ
お供物は、手軽にみんなで分け合えるものを選びましょう。
お供物は、お供えした後に「仏さまからのおさがり」として皆でいただくことが 供養やご利益につながるとされています。
お菓子なら個包装されたものなどがよいでしょう。
メロンやスイカなど大きめの果物、ブドウなど房がわかれたものも、みんなで分け合えて便利です。
食べ物や飲み物などを選ぶ
故人へのお供え物は、食べ物や飲み物といった、食べれば消えてなくなるものを選びましょう。
お供えは、後に残るものを控えたほうがよいとされています。
故人に関するお供え物は、あとに残るものを選ぶと「縁起の悪さが後を引く」とされているためです。
お供え物の平均予算は3,000円程度
仏壇へのお供え物の平均予算は3,000円程度で、これは一般的な手土産と同等の相場です。
帰省の折には、同じような値段の手土産を持参しているというお嫁さんも多いのではないでしょうか。
値段はいつも手土産を選ぶのと同じような感覚で、品物にだけ気をつければよいのです。
あまりに高価なものは先方に気を遣わせるため、相場程度に抑えましょう。
どんなお供え物がよいのか悩む場合は、「お供え物に想いを込めて 故人様や家族が喜ぶ方法をお教えします!」も参考にしてみてください。
筆者おすすめのお供え物
筆者おすすめのお供え物は、以下のようなものです。
- 故人の好物だったお菓子や飲み物(おまんじゅう、ビールなど)
- 季節を感じるお菓子やフルーツ(夏なら水ようかん、ゼリーなど)
- 地元の名産品などちょっと珍しいもの
仏さまへの手土産としてのお供え物ですから、故人が喜んでくれるものを最優先に考えます。 故人への思いやりは、故人を亡くした家族を慰めることにつながるためです。
また、お供え物自体が話題となるようなものを選ぶのもポイントです。
お供えした後に、お供え物について話題にしながら みんなで分け合って食べることがイメージできるものを選びましょう。
和気あいあいとした空間を作りだせることもまた、お供え物の効用だからです。
「お供え物としてふさわしいものはわかったけれど、タブーなものはないの?」 そう疑問に思った人のために、次章ではお供え物として適していないものをお伝えします。
お供え物として適していない物
お供え物として適していないのは、殺生を感じさせるもの、香りの強すぎるものです。
具体的に見ていきましょう。
お盆の時期は肉や魚は避ける
肉や魚をお供え物で持って行くのは避けましょう。
なぜなら、仏教が本来禁じている殺生に通じるからです。
肉のみそ漬けや貝類などの海鮮、魚介の缶詰などは高級品のため「お供えにぜひ」と思ってしまうこともありますが、加工品も含め、肉や魚はタブーです。
ただ、「地域の名産品が肉や魚だから、やっぱり持って行きたい」と強く思うときもあるのではないでしょうか。
どうしても持って行きたいときは、お供え物は別途用意し、肉や魚は手土産としましょう。
香りの強い物はふさわしくない
お供え物には、香りの強いものは避けましょう。
仏教では、「仏さまは食べ物や飲み物の香りを食べる」と言います。
バラのような香りの強い花、ニンニクやネギを使った香りの強すぎる食品は、故人にも刺激が強すぎてしまうため、 お供え物としてはふさわしくありません。
お線香の香りとも相性がよくないことが考えられますので、避けましょう。
仏壇にはお供え物だけでなく飾り付けでも避けるべきものもあるので「最適な仏壇の配置!お供え物のタブーについても紹介」も参考にしてみてください。
以上、お供え物を贈る際に気をつけることをお伝えしてきました。
なかには、「帰省のためにお供え物を用意したいけれど、忙しくてなかなか買えない」という人もいることでしょう。
次章では、ネットで買えるお供え物についてお伝えします。
お供え物はネットで買える
お供え物は、インターネットのギフトサイトなどで買うことができます。
お供え物ばかりではなく、結婚祝いやお見舞い、記念日のためのギフトを扱っているところが一般的です。
のし紙が選べるので、そのまま先方へ持って行ったり、送ったりすることができます。
ネットで買うときの注意点
ネットでお供え物を買うときには、日持ちのするものを選ぶよう気をつけましょう。
配送中に賞味期限が過ぎてしまったら、元も子もありません。
また、菓子類はお供えした後、皆でおすそ分けできることから最も多いお供え物です。が
また、結婚祝いや記念日ギフトのほうが華やかなので、ついついそちらに目が行きがちですが お供え物にはタブーなものをうっかり選んでしまう危険性をはらんでいます。
必ず、「お供え物」といったカテゴリーの中から選ぶようにすると、失敗がありません。
コンパクトなお供えセットが増えている
現代では仏壇や祭壇もスタイリッシュなものなど、個性豊かな商品が増えています。
それに合うような形で、盛籠やお供え物も包装がおしゃれであったり、コンパクトにまとめられている商品が登場しています。
画像提供元:有限会社吉田商店 公式サイト
いつもとは雰囲気を替えたお供え物をするのも、新鮮な感じがして故人も喜んでくれるでしょう。
仏壇のお参りの仕方・作法
ろうそくを灯してお線香をあげ、鈴を鳴らして拝み、わかる場合はお経をあげます。
仏壇に手を合わせることは、1日に何回してもよいものです。
仏壇のお参りの作法は、宗派によって異なるところもありますが、基本的な手順は同じです。
- 仏壇の前に正座し、位牌ではなく、ご本尊に一礼する
- お供え物をする
- 線香やロウソクに火を灯して、合掌してお経を唱える
- 最後にもう一度一礼してから下がる
ろうそくは吹き消さず、手であおり消します。
日々の仏壇へのお参りの仕方
仏壇へのお参りは、毎日、朝は朝食前に、晩は夕食後に、家族そろって行うのが正式です。
- 仏壇の扉を開ける
- 仏飯、お茶か水を供える
- ろうそくをともして線香をあげる
- リン(錀、鈴)を鳴らす
- お経・念仏
- リンを鳴らす
- 合唱・礼拝
- ろうそくの火を消す
- 仏飯を下ろして退席
- 就寝前にもできれば③~⑧を行い、仏壇の扉を閉める
それぞれ、どのようなことをするのか具体的に解説します。
①仏壇の扉を開ける
朝起きて、洗顔を済ませて、身を清めたら、一番に仏壇の扉を開けます。
②仏飯、お茶か水を供える
朝食前に炊きたてのご飯、水やお茶、花などを供えます。
このとき立ったまま行わずに、必ず両膝をつけて供えるようにしましょう。
浄土真宗では仏飯だけを供えます。
③ろうそくをともして線香をあげる
お供えがすんだら、仏壇の前に座り礼拝します。
ろうそくを灯して線香をあげ、合掌します。
普段は線香1本に火をつけ、香炉に立てます。
浄土真宗では、香炉が小さければ折り、火のついた方を左側にして香炉に寝かせます。
④りん(錀、鈴)を鳴らす
仏壇の前に正座して、数珠があれば手にかけて、軽く一礼します。
ろうそくに火を灯して、その火で線香を灯し、香炉に置きます。
りんを2回打って鳴らして、合掌します。
浄土真宗では、お経をあげる勤行のときだけリンを鳴らします。
りんの打ち方
りんの長く響く音は、邪念を取り払う役目があると言われています。りんは打ち方によって、音色が違ってきます。
よく音を響かせるには、横から打つようにしましょう。上から縁を打つと、よく響く音は出ません。
参考:仏具「りん」の使い方や手入れ方法~綺麗を長持ちさせるコツやその他仏具の紹介~
数珠の扱い方と種類
数珠は、普段は左手の手首にかけます。
拝むときに両手の四指にかけ、両方の親指で軽く数珠を押さえます。
数珠をかけた両方の掌をしっかりと合わせることは、人間の持つ煩悩や欲望を手の内に封じ込めることを意味しています。
数珠の玉の数は、人間の煩悩の数を表す108個が基本です。
ただし、108個だと長すぎることから、その半分の54個、3分の1の36個、4分の1の27個のものなどが市販されています。
珠の材質は、木の実や黒檀、紫檀、水晶、琥珀などさまざまですが、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたことから、菩提樹の実でできたものがもっとも価値があるとされています。
⑤お経・念仏
念仏は、宗派によって異なります。
宗派別の念仏
- 真言宗…南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
- 曹洞宗・臨済宗…南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
- 日蓮宗…南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
- 浄土宗・浄土真宗…南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
もし、より詳しく念仏を唱えたい人は僧侶に確認しておきましょう。
⑥リンを鳴らす
宗派の経を唱えて、終わったらリンを2回鳴らします。
読経しない場合は2度目のリンは鳴らしません。
⑦合唱・礼拝
真言宗では三度礼拝、その他の宗派では、一回行うのが一般的です。
⑧ろうそくの火を消す
最後にろうそくの火を手であおいで消して、軽く一礼して終わります。
息を吹きかけるのはタブーです。
礼拝がすんでから朝食を取ります。
⑨仏飯を下ろして退席
釈迦は午前中に行われる托鉢によって食をとりました。
それにならって、また、衛生上の観点から仏飯はお勤めが終わったらすぐに下ろすほうがよいとされます。
下ろした仏飯は、朝食時などにお下がりとしていただきます。
朝の礼拝後は二重扉の仏壇は内扉だけを閉めます。
⑩就寝前にもできれば③~⑧を行い、仏壇の扉を閉める
夜就寝前に同様に礼拝し、扉を閉めます。
まとめ
この記事では、お供え物のマナーについてお伝えしました。 これで、安心してお盆やお彼岸を迎えられるのではないでしょうか。
お供え物の基本は、実家への帰省なら「仏となった故人への手土産品」と考えることです。
毎日のお供えなら、「故人に感謝し、自分が毎日元気であることを報告する」ためと考えましょう。
すると、自然とお供えしたいもののイメージが湧くものと思われます。
マナーも大事ですが、真心が一番大事です。
供養したいという自分の真心が伝わるようなものを選びましょう。
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監修者コメント
監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子
お盆やお彼岸、年忌法要等でお供え物を持参することがあるでしょう。その際、どのような物を持参したら良いでしょう。
菓子類はお供えした後、皆でおすそ分けできることから最も多いお供え物です。洋菓子でも和菓子でも可。長期保存ができるもの、賞味期限が短いもの、どちらでも可能です。故人や家族の趣向に合わせ、喜んでいただける顔を思い浮かべながら選ぶのもギフトの醍醐味でしょう。
表書きは、お供えとし、水引は結び切り(あわじ結び、真結び)などが使われます。結び切りは本来、結婚式や葬儀など、「何度もあっては困る」「一度きり」の行事の場合に使用するもので、何度あっても良い場合は蝶結びを使用するとされていますが、実際は地域によって異なり、法事・お盆・お彼岸には結び切りを使用するケースのほうが多くなっています。