エンディングノートの項目例を紹介。情報の遺品も留意を!

エンディングノートを用意する

この記事の目次

  1. 「エンディングノート」を用意する「情報の遺品」についても留意が必要

「エンディングノート」を用意する「情報の遺品」についても留意が必要

エンディングノートとは、自分が認知症になったり亡くなったりしたときに、遺族が困らないように必要事項を書き込む一種の連絡帳です。

自分のことや通帳、印鑑などの保管場所といった財産関係の在り処はもちろん、死亡を知らせてほしい人の連絡先リストや延命治療の希望の有無など、必要だと思われることはすべて記入しておきましょう。本人の備忘録としても活用できます。

また、近年にわかに注目を集めているのが「情報の遺品」です。故人の使っていたパソコン・スマートフォンに残されたデータの処理に困る遺族が増えています。

ネット銀行や有料サイトの利用状況、IDやパスワードはエンディングノートに記載しておき、SNSは事前に処理する、あるいはこちらもIDやパスワードを明記しておくなど、残された家族が困ることのないようにしておきましょう。

また、家族に内緒のメール履歴や見られたくない、知られたくないサイトの登録・閲覧履歴などは、可能であれば消去しておきたいものです。

エンディングノートの項目例

自分について

生年月日、血液型、かかっている病気・病院名、延命治療の希望の有無

自分史

出生から現在までの基本情報(家族、学歴、職歴、これまで住んだ家や場所など)

親戚・友人・知人リスト

(※相続、葬儀の連絡などのため)

財産・相続関係

財産目録、遺言書の有無、譲渡希望、形見分けリスト、不要遺品の指示、通帳や印鑑の保管場所など

保険関係

加入している生命保険、損害保険、厚生年金など各種年金

葬儀/墓について

連絡リスト、互助会の入会の有無、菩提寺への連絡先、葬儀の規模など

ペット

保険、かかりつけの病院、えさなど

各種パスワード

スマートフォン、パソコン、ネットサービス、SNS。SNSなどの処理法

メッセージ

関係者へのお礼の言葉


■参照元
わかりやすい図解版 
身内が亡くなったあとの「手続」と「相続」
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2016年5月10日 第1刷発行
2018年2月20日 第6刷発行

監修者:岡信太郎(司法書士)、木村健一郎(税理士)、岡本圭史(社会保険労務士)
発行者:押鐘太陽
発行所:株式会社三笠書房
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