犬の葬儀も人と同じ!業者の選び方の注意点と流れや相場も解説

ペットの首輪

愛犬が闘病に苦しんでいる、老衰のためいつ逝ってしまってもおかしくない……
そんな状況は、ペットを飼っていればいずれやってくることですが、わかっていても、とてもつらいものです。

最後までかわいらしい顔を見せてくれた犬のために、せめて人間同様の葬儀をと考えている人はいませんか。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「犬の葬儀を行ってくれる場所を探しているけれど、どんなところがいいのだろう」
  • 「犬の葬儀を行う際、流れや相場はどうなる?」
  • 「ペット葬儀業者を選ぶときの基準を知りたい」

この記事では、以上のような疑問や希望を持つ人のために、ペット葬儀の流れや料金相場、業者選びのポイントをご案内します。

葬儀後の供養方法もあわせてお伝えするので、愛犬の死後もずっと、愛情を捧げることができますよ。

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そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

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この記事の目次

  1. ペット葬儀は人間の葬儀の簡易版
  2. ペット葬儀の業者を選ぶポイント
  3. 葬儀後の供養方法
  4. まとめ
  5. 監修者コメント

ペット葬儀は人間の葬儀の簡易版

ペット葬儀は、人間の葬儀の簡易版といえます。
通常、「ペット葬儀」といえば、ペット火葬場での火葬のことを指しますが、なかには火葬の前にお坊さんが読経をしてくれる火葬場もあります。

火葬のみの場合についても、読経を行う場合についても、その流れや料金相場についてご案内します。

ペット葬儀は昨今のペットブームの中で生まれた

ペット葬儀の流れや料金を見る前に、ペット葬儀が生まれた背景について知っておきましょう。
ペット葬儀は、昨今のペットブームの中で生まれました。

仏教では「ペットは畜生(ちくしょう)なので、人間のように手厚く葬ってあげても成仏することはない」とされていたため、ペットのお葬式を行ってくれるような住職は、あまりいなかったのです。

ペットを個別で火葬してくれるような業者も珍しく、まとめて火葬をして遺骨は帰らないという形式が大半でした。

しかし、2000年代に入ると空前のペットブームが始まり、とくに犬や猫の人気が高まってきました。
その背景には、少子高齢化があります。

まるで子どものように、孫のようにペットを飼育する人が増えた結果、ペットは家族にとって、愛玩動物以上の存在として捉えられるようになったのです。
いわば、ペットの家族化です。

生前を家族同然に過ごしたら、死後も家族のように弔ってあげたいですね。
そんな需要を受けて、また早めに需要を察知して、個別にペットの火葬を行う業者が増え、現代においてはペットが亡くなったら個別火葬を行うのが当たり前になっています。

また、ペットにお経を読んでくれる僧侶も現れ、葬儀を希望すれば行えるようにもなっています。

ペット葬儀の流れ

一般的なペット葬儀の流れは、以下の通りです。

  1. 葬儀業者への連絡
  2. 遺体の持ち込み
  3. 読経
  4. 火葬
  5. 収骨
  6. 納骨

それぞれ説明します。

1. 葬儀業者への連絡

ペット葬儀社に、ペットが亡くなり葬儀を行いたいと、問い合わせの電話を入れます。
連絡の時間帯や火葬炉の混み具合によりますが、当日または翌日には、葬儀ができることが多いでしょう。
指定された時間に合わせて、ペット葬儀社へ出向きます。

2. 遺体の持ち込み

ペット葬儀社の社員が、ホール入り口までお迎えに出てきます。
ペット用の小さなストレッチャーなどで、愛犬を運んでくれます。
喪主は受付を済ませ、今日の流れや料金についての説明を受けるでしょう。

3. 読経

火葬時間が近くなったら、小さな葬儀場へ呼ばれます。
参列者を遺族のみと想定していることが多いため、椅子が数個しかない、こぢんまりとした作りの葬儀場が大半です。
僧侶により10~15分程度のお経が読まれます。

また、無宗教、オリジナルのペット葬儀を行う業者も存在します。
それぞれの手順に従い、別れの儀式を営むことになるでしょう。

4. 火葬

儀式が終わると、火入れになります。
火葬炉の前で、最後の別れとしてペットに触れたり、声がけをしたりした後に、点火となります。
この後、収骨まで約1~2時間、待合室などで休憩します。
火葬にかかる時間はペットの大きさによって変わってきます。

5. 収骨

火葬が終わると収骨室に呼ばれます。
遺族が順番に遺骨を長い箸でつまみ、骨壺に納めます。
最後に骨壺を渡され、遺骨を持ち帰る場合は会計を済ませて終了です。

6. 納骨

併設の納骨堂や、供養塔へ骨壺を即日納骨する場合は、改めて設備を確認し、見栄えや料金などに納得できたら納骨を行います。

納骨堂への納骨は、専用スペースに骨壺を安置するだけですが、供養塔への納骨では、僧侶による読経がある場合もあります。

納骨堂には、後日遺影や好物、よく遊んだおもちゃなどを持ってきて飾りましょう。

ペット葬儀の料金相場

火葬を含めたペット葬儀の料金相場は、ペットの大きさによって違ってきます。
とくに犬は大型になると料金が高めになる傾向にあります。

火葬、葬儀の料金として、小型犬なら4~5万円、大型犬なら8万円ほどを予算立てしておきましょう。

ペット葬儀の業者を選ぶポイント

ペット葬儀の業者を選ぶポイントは、以下の通りです。

  • 宗教は希望通りか
  • 葬儀後の火葬、納骨などについては要望通りに行ってくれるか
  • 希望するものを持ち込めるか
  • 全体金額を提示してくれるか

それぞれ詳しく説明します。

宗教は希望通りか

ペットの葬儀をと希望する人の多くは、読経をしてほしいという願いがあることでしょうが、なかには「読経ではなく、無宗教の葬儀を」と願う人もいることでしょう。

多くの業者では、ペットのための葬儀といえば僧侶による読経を意味するため、無宗教の葬儀を望む人は注意しましょう。

葬儀後の火葬、納骨などについては要望通りに行ってくれるか

儀式だけではなく、火葬やその後の納骨についても、希望通りの対応がなされるか確認しましょう。
火葬後、遺骨の持ち帰りをしたい場合は、その旨を伝えます。

また、火葬後はそのまま併設の納骨堂などへ骨壺を預けたい場合も、要望を伝えましょう。

希望するものを持ち込めるか

好きだったドッグフード、おもちゃ、お花など、お供えしたいものを持ち込めるかどうか注意しましょう。
なかには、火葬炉には遺体以外を入れないという決まりになっている業者もあります。

また、例外なく燃えないものは火葬炉に入れられないので、お供えは燃えるものに限定しましょう。

全体金額を提示してくれるか

葬儀、火葬、納骨を希望する場合は納骨料金など、問い合わせ時に全体の金額を提示してくれる業者を選びましょう。
火葬料金はペットの大きさで変わるので、愛犬の体重を把握しておくことが重要です。

玉石混交といわれるペット葬儀の業者ですが、読経やお別れの儀式といった葬儀まで行ってくれる業者であれば、心ない対応に傷つくようなことはほぼないといえます。

立ち合い火葬ができ、かつしっかりとした儀式を行ってくれるなら、一定の基準はクリアしているといえるでしょう。

次章では、葬儀後に愛犬の供養をどうしていくかについてご案内します。

葬儀後の供養方法

ペット葬儀後の供養方法は、主に次の4つが考えられます。

  • 納骨堂へ預ける
  • ペット霊園へ埋葬する
  • 自宅に遺骨を持ち帰り埋葬する
  • 自宅で手元供養とする

それぞれ説明します。

納骨堂へ預ける

前述したとおり、ペット葬儀社併設の納骨堂へ遺骨を預けられる場合もありますし、またほかのペット霊園にある納骨堂も利用できます。

自宅にペットの骨壺を安置できないときや、お墓についてどうするかじっくり考えたいときに有効です。

納骨堂へ預けると、お彼岸や命日に合わせて供養の案内が届きますから、参考にしましょう。
もちろん、折に触れて納骨堂へ訪れ、自由に手を合わせることも可能です。

ペット霊園へ埋葬する

ペット葬儀社併設の供養塔へ埋葬したり、ペット霊園の供養塔や個別墓を利用したりすることができます。
供養塔の場合、個別のお墓を作るよりかなり割安ですが、他のペットの遺骨と一緒になってしまうため後で個別に取り出せません。注意しましょう。

また、人間と一緒に眠れるペット墓を展開している霊園もあります。希望する場合は、よく探してみましょう。
ペット霊園にも、納骨堂と同じように、お墓参りをしたいと思ったらいつでもペットに会いに行くことができます。

お花やお線香、好物だったものを持って、人間のお墓と同様にお参りしましょう。
個別墓を買ったなら、お墓掃除も必須です。

また、命日やお彼岸の際には供養についての案内が霊園から届くので、参考にしましょう。

自宅に遺骨を持ち帰り埋葬する

持ち家であれば、自宅の庭に愛犬のお墓を作ることができます。
火葬後、自宅に遺骨を持ち帰り、埋葬しましょう。

庭に遺骨をそのまま埋葬するだけでも構いませんが、ペット専用の墓石を置いて記念碑としたり、樹木を植樹して墓標としたりすることもできます。

庭に埋葬できれば、命日やお彼岸などにかかわらず、いつでもお墓参りが可能です。
オリジナルの供養スタイルを、家族で考えましょう。

自宅で手元供養とする

自宅のリビングなどに、遺影とともに骨壺を安置し、手元供養とすることができます。
ペット専用の骨壺や仏壇が販売されていますので、利用するとより美しく祈りの空間が整うことでしょう。
自宅に遺骨を安置できれば、いつでもペットの気配を感じることができます。

以上のように、ペットの供養方法はいくつかあるため、家族が一番納得できる方法を選びましょう。

まとめ

この記事では、とくに犬の葬儀について解説しました。
愛犬の葬儀の流れや価格相場、その後の供養の仕方などについておわかりいただけたと思います。

手厚く葬ってやりたいという気持ちは、とても尊いものです。
その気持ちを最大限に伝えられるペット葬儀を、ぜひ思い出の残るものにしてください。


監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

ペット葬儀はペットブームの中で生まれたとありますが、戦後、火葬率の上昇によって、ペットも火葬するべき、と考える人が増えたことが根底にあります。また、気軽に土葬できる土地が減ったことも要因といえるでしょう。そんな中で、ペットの火葬炉を持つ施設ができたり、移動火葬車が増えたことで、ペットの火葬率が一気に上昇しました。

ペットの葬儀については、お経をあげるなど改まってセレモニーをするケースは、全体の割合からすればさほど多くはないようです。ペットの場合、人間と違って、忌引きなどがとれませんので、家族一同に揃う日時に火葬するタイミングを合わせることが難しいケースが多いようです。夜でも自宅近辺まで来てくれること、火葬を個別で行ってくれる点などもあり、移動火葬車のニーズも高まっています。


ライフドット推奨
後悔しないお墓のために今から準備してみませんか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。
そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

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