ワンランク上の街「青山」の裏手に佇む緑まぶしい高級霊園「青山墓苑」を取材しました。
ハイブランドや高級スーパー、有名な美術館などが立ち並ぶ、洗練された大人の街「青山」。
ドラマや映画などでもたびたび登場する青山の街は、おしゃれな人々が行き交う賑やかな表通りのイメージが強い。
だが、一歩路地に足を踏み入れると、歴史ある寺社や瀟洒な邸宅が立ち並び、閑静な雰囲気へと様変わりする。
今回は、そんな東京を代表する街「青山」の一角にある、高級霊園「青山墓苑」を取材した。
この記事の目次
青山霊園に隣接しているが故の希少性と、本当の意味でのアクセスの良さが魅力
今回青山墓苑を案内してくれたのは、株式会社朋友の上野さん。「青山墓苑はこちらです」と言われ上野さんの後をついていくと、緑の木立に覆われた広々とした公園のような場所が目に入った。上野さんによれば、公園のように見えるのは都立青山霊園だという。
「青山とは思えないくらい静かでしょう」と言う上野さんに案内されて青山墓苑の入口にたどり着き驚いたのは、青山霊園との近さだ。まさに目と鼻の先といった距離である。遠くに見える六本木ヒルズと東京タワーが、ここが都心であることを思い出させてくれるが、そうとは思えないほど緑豊かで静謐な環境に青山墓苑は位置しているのだ。
「青山墓苑は青山霊園に隣接しています。これって、実はすごいことなんですよ」と上野さんは話す。一体どういうことなのだろうか。「青山霊園が隣接しているということは、マンションやビルといった建物が周辺に建つことがない、ということなんです。都内でこういう条件の霊園は、まずありません」。
周辺に高い建物がなく、日当たりの良さを売りにしている霊園は数多くある。それを魅力に思いお墓を購入したにも関わらず、後になって隣にマンションやビルが建つケースもよくあるのだという。しかし、青山墓苑に関して言えば、日当たりのよい南側に青山霊園が位置しているため、その心配はない。こんな好条件の霊園は、まず出てこない。青山墓苑の区画はそれくらい希少なのだ。
そんな青山墓苑を管理・運営しているのは、建立されてから約400年になる古刹の玉窓寺である。青山の地名の由来にもなった、常陸国江戸崎藩初代藩主の青山忠成朝臣の邸内に設けられた位牌所を起源としている、由緒正しい寺院だ。
玉窓寺は青山墓苑の北側に位置していて、墓参の際は、玉窓寺のお手洗いや駐車場を利用することもできるのだという。ただ、上野さんによれば、車でお参りする人は少ないようだ。
「というのも、最寄りの青山一丁目駅5番出口、乃木坂駅5番出口からどちらも徒歩5分と近いから、というのが理由の一つです。でも、それだけではありません。実は、青山一丁目駅からお越しになる場合、段差なしで来られるんですよ」と上野さん。
「駅から徒歩圏内で行ける霊園は、他にもたくさんありますが、大抵は道の途中に段差があったり坂道があったりして、杖を利用される方や車いすの方にとって、徒歩では向かいにくいケースもよくあります。その点、青山墓苑は違います。駅からの道に段差がありませんので、杖を利用される方や車いすの方、また、ベビーカーを使う方にとってもお参りしやすいんです」と上野さんは胸を張る。
確かに、駅から徒歩圏内であっても、途中に段差があったり坂道があったりすると、地図で見るよりも時間がかかる。駅近を謳っていても、実際には見掛け倒しになってしまっていることもよくあるのだ。
しかし、青山墓苑に関して言えば、それがない。このような霊園は東京23区内ではあまり多くないようだ。アクセスの良さに関しても希少。それが青山墓苑の特徴の一つなのである。
デザイン性の高いお墓や高級墓石を使ったお墓が多いのも、青山墓苑ならでは
青山霊園に隣接しているという地の利もあって、青山墓苑の中は日当たりが良く、開放的な雰囲気だった。通路には明るい色のタイルが敷かれ、歩きやすいよう配慮されている。
雨の日も滑りにくく、安心してお参りできるだろう。通路も広めに作られているので、車いすやベビーカーを使用する場合でも、窮屈に感じることはない。
また、苑内には水場や手置き場、ベンチも設置されており、いずれも洒落た作りとなっている。ベンチと水場が近く、お参りの際に花や供物などを出し入れする時にも便利そうだ。
そんなことを考えながら上野さんに案内されて苑内を歩くと、あることに気づいた。それは、趣向を凝らしたデザイン性の高いお墓が多いということである。苑内の静けさと相まって、洗練されたデザインのお墓を目にするたび、まるで美術館の中にいるような気分になった。
上野さんは「このようなデザイン性の高いお墓があるのも青山墓苑の特徴です。ガラスの墓石なんかもあって個性的ですよね」と話す。場所柄もあり、青山墓苑には著名人も眠っているのだとか。
とはいえ、著名人でないと青山墓苑にお墓が持てないというわけでは、もちろんない。「青山墓地にお墓を持つつもりでいたのに、抽選に外れてしまった…ということで、青山墓苑を選ぶ方も多いですよ。
特に、ご高齢の方で、お子さんの負担をできるだけ軽くしたいと、生前のうちにこちらにお墓を建ててしまう方が多いですね」と上野さんは教えてくれた。
個性的なデザインのお墓にばかり目が行ってしまうが、もちろん、一般的な形状のお墓もたくさんある。ただ、他の霊園とは大きく違う点があるのだと上野さんは言う。
「青山墓苑に関して言えば、他の霊園の場合、比較的お求めやすい価格の中国産の石を墓石に使うケースが多いのですが、青山墓苑では国産やインド産などのハイグレードな墓石を使ってお墓を建てます。その点が、他の霊園とは大きく違いますね。これが、高級霊園たるゆえんの一つです」。
上野さんの言葉どおり、青山墓苑で使われている墓石には、最高級と名高い庵治石もよく見られた。これほど庵治石を使ったお墓が多い霊園も珍しいのではないだろうか。
受付中の区画について
上野さんに案内されて到着したのは、現在受付中の第二期の区画だ。取材時は、4区画を募集しているとのことだった。区画は日当たり良好で、隣接する青山霊園の木立を通る風が気持ち良い。なお、こちらの区画は仏事について、在来仏教であれば宗教自由となっている。
また、第一期の区画についてもまだ受付をしているという。こちらについては管理・運営をしている玉窓寺に近い位置にあり、日当たりが良く、広めの区画が多い。
「他にも受付けている区画があるので、気になる方はぜひお問い合わせください」と上野さん。「ご希望があれば、広い区画もご案内できますよ」というので価格を聞いてみたところ、驚くような金額が!さすがは高級霊園である。
青山というブランドもあり、青山墓苑はどうやらだいぶ人気のようだ。高級霊園ではあるが、青山という場所にお墓が欲しい人は多いという。
法要ができるサロン「雅」は、会議やセミナー用に一般の方が利用することも可能!
まさに高級霊園といった青山墓苑であるが、法要などの仏事はどこで行うのだろうか。そのことを上野さんに確認したところ、「実は、弊社のサロンで行うことができるんです!今からご案内します」との答えが返ってきた。
上野さんに案内されて到着したのは株式会社朋友のサロン「雅」。青山墓苑からは徒歩1分と至近距離にある。
モダンなデザインが印象的な「雅」の中はかなり広く、落ち着いた雰囲気だ。法要はもちろん、会食に使うのにも十分すぎるほどのスペースである。また、スクリーンやプロジェクターなども用意されていて、故人の思い出の映像を映すこともできるのだという。
なお、この「雅」であるが、実はセミナーなどのレンタルスペースとしても貸し出しているのだとか。青山墓苑にお墓を持っていないと利用できないのでは?と確認したところ、上野さんからは「セミナーなどで『雅』を利用する際は、玉窓寺の檀家であったり青山墓苑にお墓を持っていたりしなければならない、という決まりはありません。ですので、どなたでもご利用いただけますよ!」との答えが。
「ステージもあり、スクリーンやプロジェクターも完備していますので、ビジネスセミナーなどにぜひお使いいただきたいですね!お茶などもご用意できますよ。駅からも近いので、レンタルスペースを探している方は、ぜひ弊社までお問合せ下さい!」
上野さんがお勧めするとおり、「雅」は会議などに使うのにも十分な広さである。
内装もデザイン性が高く高級感があり、会議やセミナー、パーティーなどにもぴったりの場所だと感じた。ステージもあり、駅からのアクセスも良い。
オフィス然としたレンタル会議室とはひと味違った充実した時間が過ごせるのではないだろうか。セミナー等でレンタルスペースを探している方は、一度株式会社朋友までお問合せいただきたい。
「青山墓苑」概要
- 名称 青山墓苑
- 宗派 宗教不問(※在来仏教以外は要相談)
- 所在地 東京都港区南青山2-7-13
- 交通アクセス
- 東京メトロ半蔵門線・銀座線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口より徒歩5分
- 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」5番出口より徒歩5分
- 東京メトロ銀座線「外苑前駅」4a出口より徒歩7分