気持ちに寄り添い遺品整理・生前整理をお手伝い!大橋運輸株式会社のご紹介
ライフエンディングジャーナル第14弾。今回は、愛知県瀬戸市にある大橋運輸株式会社を紹介いたします。大橋運輸株式会社では、荷物の運送以外に個人向けのサービスとして、遺品整理・生前整理のお手伝いを行っています。
今回の記事では、
- なぜ運送会社である大橋運輸株式会社が遺品整理などのサービスを始めたのか?
- 遺品整理・生前整理サービスを通して叶えたいことは何か?
上記について担当者の方にお話を伺いました!
大橋運輸株式会社の『遺品整理・生前整理』代行サービスについて
大切な人を失ったときに、遺品のお片付け作業をするのは精神的にも肉体的にもかなり負担がかかるものです。大橋運輸株式会社では、ご遺族に代わって大切な人の思い出の品々を、丁寧に片付けしてくださいます。
また、これからの人生を豊かに快適に過ごすために「生前整理」も行っています。
遺品整理・生前整理共に、遺品整理士や福祉住環境コーディネーターなどの有資格者や現場スタッフが、お客様の気持ちに沿ったお片付けを提案してくれます。
遺品整理・生前整理サービスを始めたきっかけ
個人向けのサービスとして、「遺品整理・生前整理」を始められたきっかけや背景を教えてください。
ご担当者:弊社は、瀬戸市の運送会社として60年以上営業しています。設立当初は、瀬戸市の陶器を運んでいましたが、時代と共に陶器のニーズも減り、陶器会社の跡地が住宅になっていったこともあり、引越しニーズの高まりに応じて引越し業務をしてきました。
その後、瀬戸市が愛知県の中でも高齢化率が高いこともあり、高齢者の生前整理や遺品整理の依頼が増え、家の中の片づけ依頼も増えました。弊社の企業理念は「仕事を通じてお客様や地域に貢献する」です。地域のニーズや課題の変化と共に、弊社が地域に貢献できることに合わせて、サービスや事業を展開して参りました。
印象的であった現場
瀬戸市の高齢化に合わせ「お客様や地域に貢献する」という観点から遺品整理・生前整理のサービスが始まったのですね。では、これまでの現場で印象的だったお客様について教えてください。
ご担当者:お父様を亡くされた息子様からの依頼でした。近隣の人達から見てもわかるほど家はごみ屋敷の状態で、お父様は他界。息子様は近くに住んでいなかっため状況を知らず、気付いたらご実家がごみ屋敷となっていたそうです。息子様としては、近隣の目もあるために早く遺品整理をしたいと当社に連絡をいただきました。
ご自宅は、天井近くまで遺品(生活ゴミ)が積み上がっている状態でした。その中で息子様から、「お父様と最後に一緒に釣りに行った時の“写真”があると思うから見つけて欲しい」とのご相談がありました。
ダンボールの数にして約400箱と、かなり難しい状態でしたが、分別作業を含め全スタッフで実施したところ何枚かの写真を見つけることができ、お客様にお返ししたところ、その中の一枚が息子様の探していたものでした。最後は涙を流され握手を求められ「本当にありがとう」と感謝のお言葉を頂きました。
段ボール400箱の中から写真を見つけ出すのは大変ですよね。代行業者に依頼したからこそ、見つけられたのかなと思います。
ご担当者:そうですね…。しかも遺品整理となると、ご依頼者様の精神的にも負担が大きいと思います。そういったときに依頼をいただいて、少しでもご依頼者様が喜んでくださるのが嬉しいです。
サービスを通して、お客様に叶えてほしいこと
生前整理・遺品整理サービスを通して、お客様に叶えてほしい想いを教えてください。
ご担当者:人生100年時代と言われますが、高齢者が家の中での転倒や転落で骨折して寝たきりになる人が多くいます。その、転倒や転落の7割以上は自宅内で起きています。
生前整理を通じて動線を確保することで、怪我予防や将来車いすを使用することになっても、生活しやすくなります。また、生前整理に取り組むことで、物を減らすことができ、空間を防災備蓄の場所として活用することができます。
ただ、物を整理することだけでなく、怪我予防・防災の備えという観点からも、お客様に健康かつ安全に、そして健やかに過ごして頂きたいです。
物を整理することで、物理的にも気持ち的にもゆとりが生まれますもんね。今回はお話をお聞かせいただき、有難うございました!
大橋運輸株式会社概要
企業名 | 大橋運輸株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 鍋嶋 洋行 |
設立 | 1954年3月17日 |
本社所在地 | 〒489-0912 |
事業内容 | 一般貨物自動車運送事業 |
公式サイト 遺品整理・生前整理ページ | https://www.0084.co.jp/business/ihinseiri/ |
編集後記
地域・社会貢献という観点から始められた大橋運輸株式会社様の遺品整理・生前整理サービス。物を片付けることで生まれる心のゆとりは大事だなと思います。特に生前整理は、何歳からしなければならないというものではありません。瀬戸市周辺にお住まいで、すこしでも気になる人はぜひお問合せされるといいのではと思います。ライフエンディングジャーナルは、「Life.(ライフドット)」が企画・発信する特別インタビュー企画です。ライフエンディング業界のイマを取り上げ直接取材し、業界全体をライフドットからも盛り上げて行きます。業界に関わるサービスや商品、そして第一線で活躍する人々にフォーカスし、ライフエンディング業界に対する想いやこれからの展望をお届けいたします。