頼りになる終活の相談員を輩出!『一般社団法人 終活協議会』の紹介

頼りになる終活の相談員を輩出!『一般社団法人 終活協議会』の紹介

近年注目を集めている『終活』とは、人生の「終」わりを迎えるために行う「活」動の略称です。

しかし、年齢を重ねて終活を始めようと考えてはいるものの、実際には何から手をつければいいのか分からないという人も少なくありません。そんな時、気軽に終活の相談をできる人が身近にいてくれたら助かりますよね。

そんな終活を支援しているのが『一般社団法人終活協議会』です。

今回のライフエンディングジャーナルでは、終活のサポートや講演を行う『終活ガイド』を輩出する一般社団法人終活協議会を紹介します。

記事の後半では、代表・竹内さんへのインタビューパートも掲載しています。終活や終活ガイドに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

  1. 『一般社団法人 終活協議会』とは
  2. 終活協議会では「終活で頼られる人になる」ための資格が取れる
  3. 終活ガイドについて
  4. 代表理事 竹内さんへインタビュー
  5. 『一般社団法人終活協議会』概要

『一般社団法人 終活協議会』とは

一般社団法人終活協議会は「相談者ファースト」をモットーに、2015年から運営している団体です。

終活で悩みや不安を抱える人のトータルサポートができる人材の育成を目指して、有益な情報を発信しています。また、終活ガイドの認定資格をはじめ、さまざまな資格や講座を提供しています。

資格取得者やセミナー受講者は終活の最新情報を常に学ぶことができるだけではなく、終活の相談対応や終活関連の仕事ができるようになります。実際、終活のセミナー講師として活動している終活ガイドも少なくありません。

終活協議会では「終活で頼られる人になる」ための資格が取れる

一般社団法人終活協議会の主な活動は、終活に関するさまざま知識やスキルを身に付けられる資格講座の提供です。

資格は複数ありますが、自分に合う資格を取得することが、終活のサポートができる人間への第一歩となります。

資格名内容
終活ガイド(初級・中級・上級)終活に関する知識と情報を学ぶ資格です。初級・中級・上級それぞれで出題範囲や認定方法、受講料まで異なります。
エンディングノート認定講師

家族や大切な人に自分の情報を伝えるエンディングノートの書き方を教えるエンディングノート認定講師。4時間の講座を受講し、エンディングノートに関する知識を身につけることでエンディングノート認定講師として、セミナーで活躍できます。

  • 受講料:3万円
デジタル生前整理認定講師

パソコンやスマートフォンなどデバイス上に残った情報やデジタル資産の生前整理の方法を学べる講座。受講時間は4時間です。

  • 受講料:3万円
VRエンディングノート認定講師

話題のVR(仮想現実)を通してエンディングノートを理解し、教えられる講座。受講時間は4時間です。

  • 受講料:3万円

次の章では、一般社団法人終活協議会のメインの資格である『終活ガイド』について詳しく紹介します。

終活ガイドについて

終活ガイドの最大の目的は、終活に関する正しい知識を身につけ、セミナー講師として終活に関する知識を伝えたり、相談対応ができたりするような人材の育成です。

初級・中級・上級の3段階に分かれていて、初級は自宅で一般社団法人終活協議会の公式サイトで動画を鑑賞し、10問程度のテストにクリアすることで認定を受けられます。

中級では北海道から沖縄まで各地で行われる講座を受講することで、認定を受けられます。講習時間は3時間程度で、現在はFacebookライブやYouTubeライブ、zoomでも開催されています。受講場所によって講師は異なりますが、東京・神奈川、埼玉などの関東圏では複数のエリアで開催されていて、比較的参加しやすいエリアです。

上級者になると、さらに多くのテキストや動画を使って勉強しなければいけません。上級については次章で紹介します。

資格名得られる知識費用
終活ガイド初級
  • 終活とは何か
  • エンディングノート
  • お墓・葬儀の決め方
  • 生前整理の方法
  • 介護施設の選び方
無料
終活ガイド中級
  • 終活の背景
  • 病院選びの方法
  • 後悔しない介護の備え
  • 保険に関する知識
  • 争続にしない相続
  • 損しないお葬式費用内訳
  • お墓の最新事情と墓じまい
5,000円(税込)
終活ガイド上級

中級で学んだ知識と下記の内容

  • 終活の必要性
  • 病気の知識
  • 医療や介護施設の選び方
  • 年金・保険
  • 認知症の予防習慣
  • 成年後見人
  • 民事信託・生前整理
  • エンディングノート
  • 葬儀社やお墓のサイト
  • 仏壇カタログ
  • 自然葬について
  • 孤独死・尊厳死について

など

50,000円(税込)

終活ガイド上級について

終活ガイドのなかでも上級講座を修了すると、終活に関わる仕事の幅がぐっと広がることから、初級・中級から始めた方も最終的には上級者の取得を目指すことが多いようです。

終活ガイド上級講座に申し込むと、約30種類のテキストや約20種類の映像を使って勉強します。勉強資料が充実しているうえに、いつでも無料で視聴できるため、終活の専門家として学習しながら常にスキルアップできるシステムが魅力的です。自分のペースで学習を進め、最後に30問ほどのテストに合格することで「終活ガイド上級」に認定されます。

終活ガイド上級のメリット9点

終活ガイドの上級講座は初・中級に比べて難度が高いと言われていますが、受講すると9つものメリットを受けられます。

  1. 受講料5万円は同業他社で最安値です。提供されるテキストやスライド、動画なども受講料に含まれています。
  2. 受講料同様、毎年継続の年会費も3,300円(税込)で業界最安値です。
  3. 提供されるテキストは豊富ですが、必要最低限の知識がまとめられているため効率よく勉強できます。
  4. 資格の取得期間は自由に設定できるので、仕事がある人も自分のペースで学習できます。
  5. 豊富なテキストやスライドが使い放題で、追加料金が発生しません。
  6. 所定の講座を受講すると、終活ガイド検定認定講師やエンディングノート認定講師として活動できます。
  7. エンディングノートやパンフレットなどの販促品があります。
  8. 終活の相談を受けた時に多くの専門家がバックアップしてくれます。
  9. 終活協議会のコミュニティを利用することで活動の幅を広げられます。

終活ガイド上級として活躍するまでの流れ

通信講座のテキストや動画を使って学習し、30問ほどのテストに合格すると終活ガイド上級者に認定されます。その後はセミナー動画やテキストを使って、業界に特化した専門知識を身につけます。その後、終活ガイド中級検定や専門知識を身に付けられるセミナーを受講し、一般社団法人終活協議会が運営するポータルサイトに登録すると、終活の専門家として踏み出せます。 


ここまでで一般社団法人終活協議会が設けている資格・講座について理解を深めることができましたね。

次の章では、一般社団法人終活協議会の代表理事を務める竹内さんにインタビューを行い、終活に対する思いを聞いたのでご紹介します!※今回はWEB取材です

終活協議会の竹内代表

代表理事 竹内さんへインタビュー

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まずは、そもそも終活業界に関わろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

竹内さん42歳頃、当時話題になりつつあった終活に興味を抱き、終活カウンセラー協会の講座を受講したのがきっかけです。最初は興味本位の気持ちが強かったのですが、東京の受講者が200人ぐらいいて、「終活」への注目度の高さに驚きました。

また、その後に「死」を大きく意識するようになったきっかけは、東日本大震災です。「自分は今のままの人生で良いのか」と自問したとき、後悔する人生で終えたくないと思い、終活の普及活動を本格的に始め、講師として講演を開いたり、ブログで発信したりしていました。

せっかく取得した資格を活かせていない人が多いと感じていたので、一般社団法人終活協議会の活動を通じて終活関連の仕事を世間に浸透させ、終活ガイドの皆さんが資格を活かせる環境を作りたいと考えています。

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確かに取得した資格を活かせていないことは、終活の資格に限らずよくありますよね。では協議会の活動を通じて、どのような社会貢献をしたいと考えていますか?

竹内さん終活の業界を作ることを最終的な目標にしています。そのためには、現在業界のなかでグレーになっている情報格差の部分を透明化していきたいです。情報格差がなくなれば、終活の際に発生するさまざまなことで揉めることも少なくなると考えています。

最終的には協議会の会員が30万人に達し、会員の皆さんの知識や情報、結びつきがより深まることが理想です。終活ガイドの皆さん、お住まいの地域のよろず屋となって、終活のお困りごとを解決していく。おひとり様や高齢者でも、安心して生活できる社会づくりを目指しています。

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もっと終活が身近な存在になるといいですよね。ところで、現在終活ガイドの資格を受験する人は、どのような人が多いのでしょうか?

竹内さん:はっきりと数字を出しているわけではありませんが、50~60代の方が多いような気がしますね。自身の親の死などをきっかけに興味を持つ人が多いようです。

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一般社団法人終活協議会はたくさんの資格を提供していますよね。そのなかでもVRエンディングノート認定講師の資格は珍しく感じますが、これは既存のエンディングノート認定講師とは異なるのでしょうか?

竹内さん:はい、似ているようで明確な違いがありますね。エンディングノートでは言葉で思いをつづれないという人がいますし、書く作業自体が大変と考える人も少なくありません。しかしVRエンディングノートであれば、ありし日の姿を撮影して残せるので難しい作業はありませんし、残された家族の方にとってはVRエンディングノートが心の拠り所になります。VRエンディングノートは情報よりも思いを残すことに重きを置いています。

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なるほど、資格ごとの目的は異なるようですね。現在、一般社団法人終活協議会が力を入れている資格は何ですか?


竹内さん:エンディングノート認定講師ですね。エンディングノートは本当に死期が迫った人でなければ、着手しにくいものです。しかし、終活の基本はエンディングノートですので「いつか人間は死ぬ」と意識を変え、書き方を教えられる講師の育成が必要と考えています。

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確かにエンディングノートの知名度は高いと感じますね。最近は子どもがいない夫婦や同性婚が増えていますが、このような方の終活のポイントを教えていただけますか?


竹内さん:実は私も子どもがいないのですが、自分が死んだ後に配偶者が生活に困らないよう、経済的な面で残しておくのをしっかり考えておくべきと思います。一般的に男性のほうが寿命は短いと言われますが、遺族年金だけでは奥様の生活が苦しくなります。子供がいたらサポートを期待できるかもしれませんが、そうでなければ残すべきものをきちんと残しておくことが大切ではないでしょうか。あとは相手の価値観を大切にする必要もあります。

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個人的なお話までありがとうございます。それでは今後の協議会の展望や取り組みを教えていただけますか?


竹内さん:もっと終活ガイドの仲間を増やしていきたいですし、そのために参考となるようなホームページやSNS、YouTubeを展開していきたいと考えています。今後もより良いサービスを提供して、協議会への認知度を高めていくことが理想です。

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さまざまな企画を考えているのですね。最後にライフドットのサイトを訪れた読者の方へメッセージをお願いします。


竹内さん:終活については、刷り込みや先入観で「こうしなければいけない」と考えている人が多く見られます。しかし、価値観や悩みは多種多様で、深さも人によって異なります。そこで一般社団法人終活協議会ではフラットな状態で、相談者にとって最適な情報を提供することが大切と考えています。ユーザーの方もいったん心をフラットな状態にして、今考えている終活が本当に必要なものなのか、一度内省してみてはいかがでしょうか。

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終活ガイドは終活に対する知見を深めてくれる、貴重な存在なのですね。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました!

『一般社団法人終活協議会』概要

団体名一般社団法人 終活協議会
東京巣鴨本部所在地東京都豊島区巣鴨2-11-4
第3高橋ビル11階
代表理事竹内 義彦
事業内容
  • 終活関連資格の運営・認定
  • 終活情報の提供
  • 終活ツールの提供
公式サイトhttps://kamurogi.net/

編集後記

竹内さん、この度はインタビュー有難うございます!お墓だけ、葬儀だけ、年金だけではなく、終活に関してトータルに相談ができる世の中は、これからますます需要が高まってくるなと思います。お話をお聞きし、終活ガイドの方々はとても丁寧に相談に乗っていただけるとのことがわかりました。困った方がすぐに相談できるように、終活ガイドの方々が今後さらに増えていく過程をこれからも注目させていただきます。

ライフエンディングジャーナルは、「Life.(ライフドット)」が企画・発信する特別インタビュー企画です。ライフエンディング業界のイマを取り上げ直接取材し、業界全体をライフドットからも盛り上げて行きます。業界に関わるサービスや商品、そして第一線で活躍する人々にフォーカスし、ライフエンディング業界に対する想いやこれからの展望をお届けいたします。

終活・ライフエンディングの基礎知識を解説