葬儀の映像演出をお手伝い!株式会社ユナイテッドのフューネラルマッピング
プロジェクションマッピングの技術を葬儀に活かす会社が、次々に登場しています。
故人ゆかりの風景映像を会場全体に投影したり、シンプルな祭壇上に咲き乱れる花々を映し出したりするなど、映像がセレモニーの演出に与える可能性は無限大です。
今回のライフエンディングジャーナルでは、長くブライダル業界で映像演出を行ってきた経験をもとに葬儀業界へ参入した、株式会社ユナイテッドの「フューネラルマッピング」をご紹介します。
故人様の個性を演出する『フューネラルマッピング』
「フューネラルマッピング」は、株式会社ユナイテッドが展開するプロジェクションマッピングのサービスです。葬儀や法要の場を演出する映像を、葬儀社や寺院向けに提供しています。
もともと、株式会社ユナイテッドはブライダルの世界で映像演出を手掛けてきました。チャペル内の壁面全体に星空を投影したり、テーブルクロスに海や森の中の映像を浮き出させたりなど、ロマンチックな映像演出は参列者の心をつかみます。
また、バージンロードに想い出の写真を散りばめたり、通常はスクリーンに映し出される「新郎新婦のこれまでの軌跡」などを会場全面、360°に投影させたりと、人々に大きな感動を残す演出をたくさん提案してきました。
ブライダルで培ったこれらの経験と技術を携えて、葬儀に新たな感動とオリジナル性をもたらそうとしているのが、株式会社ユナイテッドです。
『フューネラルマッピング』の月額費用と導入メリット
株式会社ユナイテッドが展開する「フューネラルマッピング」の月額費用や、導入メリットについてご紹介します。
月額費用
「フューネラルマッピング」はプロジェクターをレンタルして利用するサービスで、
- 月額費用は11万円(税込)
です。料金は、レンタルするプロジェクターの台数や明るさによって変動します。
プロジェクターを購入する必要がないため、導入コストは工事費実費のみで、メンテナンスフリーです。機械のトラブルが起こったときには、365日対応のサポートを受けることができます。
導入メリット
「フューネラルマッピング」の導入メリットは、大きく4つあります。
- よりオリジナル性のある葬儀を提供できる
- 他社との差別化を図れる
- 葬儀プランの多様化に役立つ
- コスト削減が期待できる
それぞれ、なぜメリットなのかをご紹介します。
よりオリジナル性のある葬儀を提供できる
プロジェクションマッピングであれば、使用する映像や写真によって、葬儀式場の雰囲気がガラリと変わります。使用する写真などが故人ゆかりのものであればあるほど、オリジナル性が強まり、感動を生みます。
他社との差別化を図れる
1地域1法人との取引を想定しているため、他の会場との差別化を図ることができます。華やかな演出なので、HP上やSNSといった手軽に動画を観られるツール上でPRすれば顧客獲得に大いに役立つでしょう。
葬儀プランの多様化に役立つ
従来のサービスにフューネラルマッピングを組み合わせたプランを提供することが可能です。豊富なプランの中から、故人と遺族の意向に沿ったものを選んでもらうことができます。
コスト削減が期待できる
プロジェクションマッピングなら、シンプルな祭壇上にも、まるで大輪の花が咲き乱れているかのように映像を投影することができます。従来の生花を使った祭壇演出にかかる費用を、資材の面でも人件費の面でも、ぐっと削減できるでしょう。
人生最後のセレモニーを、より個性的なものに、より感動できるものにする「フューネラルマッピング」。
サービスを提供している株式会社ユナイテッドの専務取締役・下田一友さんに、「フューネラルマッピング」の魅力や想定される導入シーンについて、詳しくお話を伺いました。
株式会社ユナイテッドの担当者にインタビュー
プロジェクションマッピングは、とくにここ数年、新しい葬儀のトレンドになることが期待され、注目を浴びてきています。映像演出を提供する同業他社と比べて、御社の魅力はどこにあるとお考えですか。
下田さん:やはり、ウェディング業界からの参入というのが当社の強みであると考えています。
結婚式の映像演出では、カップル様の多くからオリジナリティを求められます。
当社はウェディング業界で100社を超えるクライアント様をお手伝いさせていただいてきました。ブライダルで培った経験を、同じようにたった一つのセレモニーである葬儀に反映できることが、アピールポイントです。
結婚式とお葬式は、お祝いと悲しみの場ということで真逆のものと捉えられていますが、個人の人生を振り返り、門出や旅立ちを見送る大切なセレモニーという点では、同じですものね。
ブライダル業界からライフエンディング業界へ参入されたのには、どのような経緯があったのでしょうか。
下田さん:結婚式もお葬式も人生の大切なライフイベントであることから、これからのライフエンディング業界には、いろいろな提案が求められることだろうと考えていました。
弊社で培ってきたブライダルでの経験が活かせると考え、参入するに至りました。
例えば、葬儀のどのようなシーンで、ブライダルの経験豊富な御社のサービスを活用できると想定されていますでしょうか。
下田さん:最近の葬儀では、故人を偲ぶプロフィールムービーがスクリーンに映し出される演出が多用されています。
「フューネラルマッピング」なら、スクリーンを使うことなく、全館360°に故人ゆかりの写真を投影させることも可能です。また、祭壇上の飾りつけを映像演出でサポートするなど、各社様のご要望に合わせてオリジナルコンテンツを作成できます。
数々の感動を生んできた経験に裏打ちされたサービスは、きっと参列者の心を打つことと存じます。導入を検討される葬儀社や、住職の方へ、メッセージをお願いできますでしょうか。
下田さん:当社はライフエンディング業界に本格参入してまだまだ経験が浅いですが、ご利用されるお客様と同じ目線に立てることは、当社の強みにもなります。葬儀社様、住職様のサポーターとしてご用命いただけますと幸いです。
御社ならではの新たな視点とアイディアが、ライフエンディング業界に旋風を巻き起こすことが予想されます。ぜひ、今後の展望を教えてください。
下田さん:「結婚式だから」「お葬式だから」といった、今まで当たり前に行われてきたライフイベントのあり方が、どんどん変化していくと予想しています。
「色んな価値観のお客様の想いをしっかり形に出来る事」
これが、今後支持され続けていくなかで必要な事だと考えます。弊社の理念でもある「喜びと感動を伝える」を、ライフエンディング業界の皆様にしっかりお伝えしていきたいと思います。
今後、お葬式のあり方も一層変わっていき、映像演出が結婚式だけではなく葬儀でも欠かせないサービスになる日がくることでしょう。下田さん、取材に応じていただき、誠にありがとうございました。
株式会社ユナイテッドの会社概要
企業名 | 株式会社ユナイテッド |
代表者名 | 阿部 達也 |
所在地 | 山形県米沢市下新田2434-2 |
株式会社ユナイテッド サイトTOP | https://united.jp.net/ |
編集後記
お葬式は結婚式と比べて準備期間が短いため、どうしても一般的な演出に収まりがちです。しかし「フューネラルマッピング」なら、映像ひとつで会場の雰囲気が一変し、遺族の満足度アップが期待できます。ブライダルという特別な時間に向き合ってきた会社だからこそ、より感動を生む映像演出を提案してくれるでしょう。
ライフエンディングジャーナルは、「Life.(ライフドット)」が企画・発信する特別インタビュー企画です。ライフエンディング業界のイマを取り上げ直接取材し、業界全体をライフドットからも盛り上げて行きます。業界に関わるサービスや商品、そして第一線で活躍する人々にフォーカスし、ライフエンディング業界に対する想いやこれからの展望をお届けいたします。