墓石のデザインは洋型が人気!?デザインや価格を解説
洋型墓石のデザインとは?徹底解説
- 首都圏で人気の洋型墓石は、和型と異なりデザイン自由。
- メリットはデザイン自由度、コスト抑制、見た目の美しさ。
- デメリットは飽きや受け入れられないリスク、価格の高騰。
- 洋型墓石の相場は100万円前後、安いものは30万円から。
- 家名や想いを込めた言葉、アルファベット、図柄の彫刻可能。
- 墓地取得後、デザイン決定し石材店と相談、見積もりから契約へ。
首都圏を中心に人気傾向にある洋型のデザイン墓石。
従来のお墓の形に捉われないモダンなお墓にすることで、お墓参りがより楽しくなることでしょう。
「家」の象徴から、個人の想いやこだわりを表現する場へと変わりゆく現代のお墓。
洋型の墓石を建てる上でどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
この記事では、洋型の墓石のデザインや費用について、分かりやすく解説いたします。
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和型と洋型のデザインの違いとは
お墓の形といえば、三段墓と呼ばれる従来からの縦長の形を思い出されるでしょう。
しかし、最近では新しく建てられるお墓の半数近くが洋型デザインのもので作られています。
一般的には、和型は背が高くて縦長、洋型は比較的背が低くて横長と知られています。
ところがもっと奥の深いお墓のデザイン。
和型と洋型のデザインにはどのような違いがあるのかをまとめました。
洋型のデザインのお墓には施主の想いや個性が表される
洋型のデザインの墓石とはつまり、伝統的なお墓の形に捉われない、新しい形のお墓の総称です。
「洋型のデザイン」と呼ばれるものに共通する決まりはありませんが、縦長の和型に対して横長の洋型、というのが一般的な捉えられ方です。
日本のお墓は形は違えど、昔から縦長の和型タイプが主流でした。
一方、欧米のお墓と言えば、十字架か、横長の石碑です。
伝統的なお墓ではなく新しくモダンなお墓を望む人たちがお手本としたのが、欧米の横長の墓石だったのです。
和型が縦長で、洋型が横長の理由
さて、どうして和型のお墓は縦長で、洋型のお墓は横長なのか、という疑問に行きつくのは筆者だけでしょうか?
ここに挙げるのはあくまでも筆者の推測ですが、そこには2つの理由があるのではないかと考えます。
文字を書く方向の違い
まず“文字の書く方向”という文化の違いがあります。
日本や中国などの漢字圏の文化では、文字は上から下に書きますね。
ですから、必然的にお墓の形状は縦長になります。
一方、英語圏の文化では、文字は左から右に書きます。
ですから、お墓の形状が横長になるものだと思われます。
日本のお墓の原点は仏塔
日本のお墓の原点は仏塔だということをご存じでしょうか。
これは、釈迦が入滅(にゅうめつ)、つまり息を引き取っていく時に、弟子たちに仏塔を立てて供養することの大切さを説いたことに由来します。
以降、日本で死者供養のために建てられてお墓は、五輪塔にせよ、多宝塔にせよ、宝篋印塔にせよ、すべて「塔」なのです。
塔は必然的に上に高く伸びていくものですから、現在のお墓も縦長になっていったのでしょう。
洋型のデザイン墓石 さまざまな形
洋型のデザインのお墓は、実にさまざまです。
機械工学の進化のおかげで、石材はどのような形にでも加工できるようになりました。
昔から「姿彫り」と言って、仏様の石仏を作ることが可能なように、アニメのキャラなどを石材店の展示場に置いているのもよく目にします。
技術的な問題がない以上、あとは祀る側の意識の問題で、モダンなデザインのお墓をたくさん見かけるようになりました。
斬新で奇抜なデザインも可能でしょう。
たとえば礼拝の対象である軸石を球体にしたり、富士山にしたり、ログハウスのものもあったり、ギターのものがあったり、なんでもありなのです。
和型のお墓のデザインの特徴
「和型のお墓」と言っても実はとても奥が深いのです。
形状の違い、地域性の違い、付属させる部材の違いなど、細かい所を見ていくと、実はひとつとして同じ形のお墓はないと言っても過言ではないでしょう。詳しくご説明していきます。
三段墓 さまざまな石塔の形
三段墓とは、2つないし3つの台石の上に仏石(竿石や軸石とも呼びます)を乗せた石塔のことです。
みなさんがイメージする「お墓」とはこの形のことを指します。最もポピュラーな形状です。
この三段墓にもさまざまな形状があり、それによって呼び方も変わります。
- 角柱型
仏石が角柱の石塔です。もっともポピュラーな形でしょう。 - 神道型
神道のお墓は「頭巾型(ときんがた)」とも呼ばれ、軸石の先端が尖っているのが特徴です。神道における大切な神器である天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を表していると言われています。 - 位牌型
仏石が仏壇に祀る位牌のような形をしています。奥行きの薄いのが特徴です。 - 板碑型
仏石を、位牌型よりもさらに薄くしたものです。 - 笠付型
仏石の上部に笠をつけたものです。たいへん立派な見栄えがします。地域によっては「大名墓」とも呼ばれます。 - 卵頭型
竿石が卵のような形をしていて、「無縫塔(むほうとう)」とも呼ばれています。鎌倉時代に禅宗とともに中国から伝わった形で、いまでは宗派を問わず僧侶の墓石として用いられています。お寺の境内などで、歴代の住職の墓石として並んでいる光景がよく見られます。
五輪塔
五輪塔とは、台石の上に5つの石を積み上げて作られた石塔です。
5つの石は、一番上が先端が尖った丸型(宝珠型と呼ばれる)、次が半球、次が笠のような形をした四角錐、次が球体、一番
下が四角の石の組み合わせです。
それぞれが、上から「空」「風」「火」「水」「地」を表しており、これが「五輪」と呼ばれるゆえんです。
いまのお墓と違って、昔は1人にひとつの石塔、あるいは夫婦でひとつの石塔を祀っていました。
そして古くなったご先祖様は、五輪塔にまとめて祀っていたため、いまでも先祖代々の石塔とされています。
宝筐印塔
宝篋印塔とは、そもそもは「宝篋印陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)」というお経を納めるための石塔です。
縦に伸びる「相輪」、笠の隅の突起(「隅飾」や「耳」と呼ばれる)が特徴です。
また、「塔身」と呼ばれる四角の石の側面には、梵字が彫刻され、東方に阿閦(あしゅく)如来、西方に阿弥陀如来、北方に
不空成就如来、南方に宝生如来の梵字を刻みます。
いまでは、一般家庭のお墓ではなかなか見かけませんが、寺院に行けば見ることができるでしょう。
五輪塔と並んで、先祖供養の仏塔とされてきました。
仏石の台座
お墓は、2つの台石の上に仏石を乗せますが、台石と仏石の間に台座を乗せることもあります。
費用がかかるので、つけるつけないは施主の自由ですが、台座が入ることでよりお墓が立派に見えます。
蓮華台
もっともポピュラーなのが蓮華台です。
泥池に咲くきれいな蓮華は仏様の花として有名です。
仏画でも仏像でも、ほとんどの仏様は蓮華の上におられます。
お墓の場合、仏石を仏様とみなし、その台座として蓮華が用いられます。
蓮華には上蓮華と上下蓮華があります。
上蓮華は、蓮華の形に加工された台座を据えます。
上下蓮華は、台石の上部を蓮華加工し、その上に上蓮華に加工された台座を据えることで、上下に蓮の花が咲くように見えるのです。
スリン・布団
スリンとは、関西地方では「布団」とも呼ばれる台座です。
仏石を仏様と見立てた時に、その仏様に座っていただく布団のように見えるために台座として用いられています。
蓮華に比べると加工も比較的容易であるため、多くのお墓で用いられている台座です。
スリンはその呼び方のニュアンスが微妙に異なり、台座そのものをスリンと呼ぶケース、丸みを帯びているものを「丸スリン」、四隅が下方に向かって尖っているものを「剣スリン」と呼んだりもします。
猫足
猫足とは、四隅に内側に巻いた形の足がついている台座のことです。
その形状が猫の足であるために「猫足」と呼ばれています。
戦前、昭和1けた代のお墓などによくみられることを考えると、当時の流行の形だったのかもしれません。
据付時の安定性や、「家の中に隙間風が吹く」などの考え方から、これから新しくお墓を建てる人の中で猫足を選ぶ人はほとんど見かけません。
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洋型の墓石デザインにするメリット・デメリット
都心部を中心に、当たり前になってきた洋型の墓石。モダンなデザインを選択するでどのようなメリットとデメリットが生じるのでしょうか。代表的なものをまとめました。
メリット
洋型のデザインには次のようなメリットが考えられます。
- 伝統に捉われない自由なデザインが可能
洋型のデザインの一番の特徴は、自由なデザインです。
伝統的な墓石の形状に違和感を感じる人が洋型を選んでいることからも、値段よりもデザインを重視していることが分かります。
故人らしいお墓、あるいは施主が望むデザインを作り上げることで、お墓参りが楽しいものになるかもしれません。
霊園の規約の範囲内で個性的な形で作ることができます。 - 方法によっては値段を安く抑えられる
洋型の墓石のデザインに決まりはありません。
一般的な規範がない分、大きくても、小さくても、施主の自由にして構わないのです。
だからこそ、小さくコンパクトなデザインにすることで値段を抑えられます。
お墓の値段は使用する石材の種類と量でその大半が決まるので、希望の値段を石材店に伝えて、提案してもらいましょう。 - どっしりとしたデザインなので見栄えがよい
和型の墓石が縦長なデザインなのに対し、洋型の墓石は幅広であるのが特徴です。
これは、西洋の墓石には刻まれる文字が横書きにされていたことに由来するのだと思われます。
高さはない分、幅が広いために、視覚的にもどっしりとボリュームのある印象を受けます。 - 墓石に刻む文字も自由に決められる
洋型のデザインでは、文字の彫刻も自由に決められます。
あるいは、彫刻したい文字から墓石をデザインすることもできるでしょう。
従来のお墓では、戒名や、家名(「◯◯家之墓」「◯◯家先祖累代之墓」など)や宗派別の言葉(「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」など)を彫刻していました。
しかし、デザインを洋型にすることで、ありきたりな言葉ではない、家族の絆やつながりが感じられる文章やキャッチコピーのような一語を表現できます。たとえば、「愛」「感謝」「絆」といったものです。
また、あるいはアルファベットや漢数字を入れても違和感がないでしょう。
デメリット
墓石のデザインを洋型にすることで考えられるデメリットをまとめました。
- 飽きがくるかもしれない
お墓を建てる時はいいのですが、長年お参りをしていく中で飽きが来てしまうかもしれません。
従来のお墓は、地域や時代によって細かい仕様やデザインは異なりますが、それでも三段墓が基本として普及しているのは、
そのデザインが飽きがこなかったからだとも思われます。
飽きが来てしまってお墓参りが物足りなくなってしまうと、せっかく大金を出して建てた自分自身も、その中に眠る故人様も、ともに残念な気分になってしまうでしょう。
- 施主が望んだデザインを子や孫が受け入れるとは限らない
お墓は代々続いていくものです。建てた本人が気に入ったものでも、子や孫がそれを気に入るかどうかは別問題です。
たとえば音楽が好きな施主がギターの形のお墓を建てたとします。
そのお墓が個人墓であればいいのですが、子や孫も入ることになる家墓の場合、どうでしょうか。
子や孫がそのデザインに違和感を持ったとしても、魂が入って遺骨が納まるお墓を勝手に作り直すなど、そう簡単にできるものではありません。
洋型だとしても、年代や世代を超えても飽きのこない、素朴なデザインのものが望ましいでしょう。 - こだわりだすと費用が高くなる
洋型のお墓を選ぶ人は、色やデザインにこだわる人が多い傾向にあります。
石材の種類や細部のデザインをこだわっていくと、費用が高くつくでしょう。
赤系や黒系など、色物の石材はそもそもの絶対量が少ないために割高な傾向にあります。
また、特殊な加工を必要とするデザインの場合、通常量も加工費がかかるでしょう。 - 石材店によって提案の質が異なる
洋型のお墓の完成度は満足度は、石材店で決まると言っても過言ではありません。
デザインに決まりがないために、施主と石材店とが一緒になって作り上げるのがなによりの特徴です。
お墓に関して素人のこちらの意図や希望を汲みとってくれて、きちんとしたデザインを提案してくれる。
そんな石材店と出会えるのが望ましいでしょう。
洋型の墓石デザインの価格相場
洋型の石塔の(外柵や工事費や墓地の永代使用料は除きます)の価格の相場は100万円前後ではないでしょうか。
もっと安いものだと30万円程度のものがインターネットで掲載されています。上がっています。
こだわりの高価なものでは、筆者の経験で石碑だけで150万円というものもありました。もっと高いものもあるでしょう。
ですから、実はこの「100万円前後」に根拠はないのですが、筆者の経験から、石塔本体の価格はこれくらいだろうという金額です。
その価格の内訳について、詳しくご説明します。
和型・洋型の区別だけでは費用は変わらない
和型だから安い、洋型だから高い。
こうは言い切れないのがお墓の世界です。デザインの形だけでは費用が決まらないのです。
和型でも、仏石幅を8寸にするか9寸にするか10寸にするかで、使用する石材の量はグンと変わります。
洋型の場合、デザインは自由なので、施主がどれほどまでこだわるかによって、使用する石材の量も変わり、よって価格も大きく異なるでしょう。
使用する石材の種類も、価格を決める大切な要素
墓石の価格を決める大切な要素に、使用する石材の種類があります。
国内外に100〜200はあると言われている墓石用の石材。
同じ形の墓石で、たとえば外国産の安価な石材と、国内最高級と言われる庵治細目石とを比べると、10倍近くの値段がついてもおかしくありません。
洋型のデザインの場合は、特に色にこだわる人がたくさんいます。
「赤系ピンク系」と言われる石材だけでも、国内だと、本御影石(兵庫県)、万成石(岡山県)、犬島石(岡山県)などがありますし、海外製品だとG663、中国マホガニー(ともに中国)、ニューインペリアルレッド(インド)、スウェーデンマホガニー(スウェーデン)などがあります。
安価なG663と、希少価値の高い本御影石だと、これもまた10倍近くの値段が差があるでしょう。
洋型墓石によく使われる言葉・文字列
洋型のデザインの墓石を建てる上で大切なのが彫刻する言葉や文字の配列です。
彫刻する文字を先に決めて、それにあう墓石をデザインする人もいるほどです。
どのようなものがあるのかをまとめました。
家名・家紋
洋型でも、家名を入れるケースは結構見かけます。
ただ、和型と異なるのは縦ではなく横書きで、文字のフォントをあえて変えたりもします。
家紋も、さりげない場所に彫刻します。
墓石のデザインこそ洋型ですが、家のつながりを大切に考えている人が採る方法です。
「絆」や「感謝」や「ありがとう」など
その家族のつながりや想いをこめた一語を彫刻します。
あるいは故人様へのメッセージや、故人様を偲ぶにふさわしい言葉なども選ばれています。
代表的なものには「絆」「感謝」「ありがとう」などをよく見かけますが、これも施主の思い思いの言葉を刻みます。
アルファベット
家の名前やメッセージをアルファベットで彫刻します。
フォントもさまざまなものに対応してくれるので石材店に相談しましょう。
花柄や好きな図柄
花柄や蔓草などをアクセントとして彫刻できます。
また、好きな図柄や、ペットの写真を転写したものなども彫刻できます。
洋型の墓石を建てる時の流れ
洋型の墓石は、次のような流れで建立しましょう。
墓地・霊園選び
まずは墓地や霊園を取得しなければなりません。
公営霊園であれば市に申込をしますが、民営霊園の場合は管理事務所を訊ねてみましょう。
お墓は周囲との調和が大切です。
まわりが和型のお墓ばかりかどうか、墓地を取得する際にまずは確認しておきましょう。
民営霊園では、ほとんどすべてのお墓が洋型というところもありますが、公営霊園、あるいは寺院墓地や村の共同墓地などで洋型の墓石を建ててしまうことで目立ってしまうかもしれません。
希望のデザインをイメージする
墓石の一番のモデルルームは墓地です。
自分たちがどんなお墓を希望するかを現地に行ってみてみましょう。
他の家のお墓を参考にするので、あくまでも節度を守って見て回りましょう。
石材店選び
墓石を依頼する石材店を決めます。
洋型のデザインの場合、費用だけではなく石材店の提案力が大切です。
デザイン力では、こちらの想いをきちんと汲んでくれて形にしてくれるか。
豊富な石材の知識があるか。
また、見栄えだけでなく、お墓が建ったあとに起こりうることなどもきちんと説明してくれるか。
このあたりを判断の基準にしてはいかがでしょうか。
また、民営霊園の場合は石材店が決められていることがほとんどです。
見積もり〜契約
最近の石材店のほとんどは図面と完成予想図をCGで起こしてくれます。
図面や見積もりの書き換えは納得がいくまで行いましょう。
デザインや費用が決まりましたら、契約です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。それでは最後にこの記事にポイントを箇条書きにしてまとめます。
この記事のまとめ
- 一般的には、和型は背が高くて縦長、洋型は比較的背が低くて横長
- 和型も奥が深く、さまざまな形がある
- 洋型の墓石は伝統に縛られず、施主の希望で自由にデザインできる
- 洋型の墓石のデザインには次のようなメリットがある
- 伝統に捉われない自由なデザインが可能
- 方法によっては値段を安く抑えられる
- どっしりとしたデザインなので見栄えがよい
- 墓石に刻む文字も自由に決められる
- 洋型の墓石のデザインには次のようなデメリットがある
- 飽きがくるかもしれない
- 施主が望んだデザインを子や孫が受け入れるとは限らない
- こだわりだすと費用が高くなる
- 石材店によって提案の質が異なる
- 洋型の墓石の価格は、100万円前後。安いもので30万円程度からインターネットで出ている。
- 和型・洋型の区別だけでは費用は変わらない
- 石材の量、種類などによって金額は変動する
- 洋型墓石によく使われる言葉・文字列には次のようなものがある
- 家名・家紋
- 「絆」や「感謝」や「ありがとう」などの想いを込めた一語
- アルファベット
- 花柄や好きな図柄
- 洋型の墓石は、まず墓地を取得して、希望する墓石のイメージをある程度固めてから石材店に相談する
墓石全般の基礎知識ついて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
監修者コメント
監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子
お墓といえば、昔は縦長の和型が主流でしたが、現在は新規で建てられるお墓の半数近くが洋型と言われています。使用する石材の色も、グレー系に限らず、黒、ピンク、赤、紫、緑、紺、マーブル調、雲母の入ったキラキラ系などカラフル。刻む文字も、〇〇家の墓や教義に沿った文字に限らず、「愛」「夢」「ありがとう」「感謝」「和」「絆」などさまざまです。それぞれ加工を施す場合も多いので、オブジェが並んでいるような光景の霊園もあります。
お墓の形は、霊園の規約の範囲内なら、個性的な形にすることもできますが、あまり個人の趣向に沿った形にしてしまうと、次世代へ引き継ぐときに困ってしまうことも。