ペットの墓石はどこでもつくれる!これで安心!ペットのお墓事情

ペットの遺骨

ペットの墓石とは?徹底解説

  • ペットのお墓作りに法的制限は特になし
  • ペット墓石はネットで1~3万円で購入可
  • 人とペット共に眠れる霊園や寺もある
  • ペット霊園選びは信頼できる業者探しが肝心

人間の世界では墓離れが深刻化していますが、一方で「ペットの墓石を作りたい!」と考えている人も増えてきています。

ペットを家族の一員として手厚く供養してあげたいという気持ちは飼い主だからこその思いです。
しかし、一体どうやって墓石を建てれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はペットの墓石を建てるための基礎知識と、費用の目安などについて解説いたします。

ペットの墓石でお悩みの方やペットの霊園をお探しの方もこの記事を読めば、ペットの墓石に関する悩みは解消しますよ!

都道府県一覧からペット供養ができる霊園を探す

実際に希望エリアのペットが入れるお墓を調べてみたい方は、こちらから検索できます。

ペットのお墓は人間のように制限はない

ペットのお墓は基本的にどこでも作ることが可能です。
なぜなら、ペットは人間とは異なり、亡くなってしまうと「一般廃棄物」として扱われるからです。

ペットの飼い主からすると聞き捨てならない言葉ですが、法律上は「物」として扱われます。
そのため、人間のように「墓地埋葬法」に則って墓地に埋葬しなければならないという決まりはありません。

ここでは、3つの特徴からからペットのお墓について考えてみましょう。

自宅の庭ならお墓を建てられる

ペットの場合は、自宅の敷地であればお墓を建てても問題ありません。
「一般廃棄物」として扱われますから、墓碑のようなものや、しっかりした墓石、簡易的な碑など自分の思っているように自由にできます。

ただし、近隣住宅と密接しているようなケースでは、周りへの配慮も必要です。
なぜなら、飼い主にとってはかけがえのないペットでも、例えば悪臭がしたり、
墓碑など圧迫感があったりするなど不快感を示す人もいるからです。

自宅でお墓を建てる場合は、深めに穴を掘って周りの住人に迷惑にならないような配慮が必要になります。
もちろん、どこに建ててもいいとはいっても、他人の所有する土地に埋葬するということは問題になります。
いわゆる不法投棄です。

庭がない場合は、ペット専用の霊園

ペット専用の霊園というものも増加しているので、自宅に庭がない人などにはおすすめです。
ペットの埋葬については法律での縛りがないため、自由度は高いでしょう。
また、ペット専用の霊園を運営する業者によっても大きく内容は異なります。

2017年1月には大阪府枚方市でペット霊園の「宝塔」が何の前触れもなく突然閉鎖するという事件が起きました。
大量のペットの遺骨は野ざらしで山積みされるというひどい状態。
利用者は憤りを隠せない人も多かったようです。

この業者は1991年に創業し比較的同業者のなかでは業歴が長かったにもかかわらず、
利用者を無視した閉園は問題視されています。

このように、ペット霊園は法律で規制されていない反面、
業者によってはひどい経営をしているケースも否めません。
できるかぎり霊園などの情報を精査して、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

人と一緒に入ることのできる墓地

人間のお墓を建てるための霊園が連携して、人とペットが一緒に納骨できる墓地もあります。
基本的に一般的な霊園や寺院はペットのお骨は人間と一緒に納骨してくれないことが多いです。

しかし、なかには霊園や寺院とタイアップして、
ペットのお墓を作りたいというニーズに対応している墓地もあります。
自分の子どもやパートナーと同じように感じている飼い主からすると、ありがたいサービスです。

こちらの地図から、お住まいに近いエリアでペット埋葬できるお墓を探してみましょう。

ペットの墓石はネットで買える!費用相場はどのぐらい?

ペットの墓石は、ネットで購入することが可能です。
人間が墓石を建てようとすると石材店に相談するのが基本になります。
もちろん、ペットの墓石を石材店に頼むということも可能です。

ここでは、ペットの墓石の費用相場について見ていきましょう。

ネットで墓石を購入する場合はリーズナブル

ネットでペットの墓石を購入する場合は、非常にリーズナブルであることが特徴です。
なぜなら、人間のお墓と比べると使用する石材の量が圧倒的に少ないからです。

例えば、プレートのような小さい墓石から、
人間のお墓風にデザインしたものなどバラエティ豊かなのが特徴といえます。

人間のお墓と比べると、気軽にネットで選べることは重宝しますね。
彫刻なども指定できることが多いので、自分の希望に合った墓石を選ぶと満足できるでしょう。

ペットの墓石の相場は1万~3万円(ネットで購入の場合)

ペットの墓石をネットで購入する場合の相場観としては1万~3万円程度です。
もちろん、使用する石材の量に比例して費用はあがるので、
希望するデザインによってはもっと高くなるかもしれません。
しかし、そこまで石材の質などをこだわらなければ、上記の金額で収まることが多いようです。

人間と同じ墓石を建てる場合は高額

人間と同じ墓石を建立した場合は高額になりがちです。
前述したように、墓石の価格は石材の量をどのぐらい使うかということに依存してきます。

そのため、一般的に人間が建てる大きさの墓石を建てるとなると、いくらペットを納骨するとしても墓石代は高くなってしまうといえるでしょう。

人間と同じ墓石は平均相場約114万円

株式会社鎌倉新書が2018年に公表したデータによると、墓石の平均相場は約114万円です。
そのため、人間と同じ墓石を建てる場合は、おおむね100万円前後は必要になると考えておいた方が良いでしょう。

ネットで購入するペットの墓石に比べると30~100倍も金額が異なってきます。
ただ、亡くなったペットに対する思いは人それぞれです。
立派なお墓を建てたい人にとっては必ずしも高すぎるとはいえません。

飼い主は感激!ペットと一緒に入れる霊園や墓地

ペットと一緒に入ることができる霊園や寺院というのも存在します。
一般的には、霊園や寺院は人間のお墓にペットの納骨は対応してくれないことが多い傾向です。
ペットに対する思いが強いほど、いつまでもペットと一緒にいたいという気持ちは高まるでしょう。

そんな飼い主のニーズを満たしてくれるのがペットと一緒に入れる霊園です。
例えば、メモリアルアートの大野屋では「Withペット」というサービスを打ち出しています。

自分のお墓がある人

自分のお墓がある人は、まずその霊園や寺院がペットに対応しているかは確認しておきたいところですね。
霊園や寺院によって昔はダメだったけど、今は受け入れているということもありえます。

もし受け入れしていない場合は、今のお墓で一緒に入ることは断念しないといけません。
ただ、ペットと一緒にお墓に入るということにこだわるのであれば、思い切ってペットと一緒に入れる霊園や寺院へ改葬することも検討してみると良いでしょう。

自分のお墓がない人

自分のお墓がない人は、初めからペットと一緒には入れる霊園や寺院でお墓を建てることを検討してみましょう。
近年は生前に自分のお墓を建てるという人もいますが、このケースでは、ペットのためにお墓を建てられれば結果的に自分のお墓がないという問題も解決しますので一石二鳥という一面もあります。

ペット霊園を探す3つのポイント

ペットの霊園の探し方は、人間とあまり変わりません。
まずは情報収集をしっかり行うということです。
ここでは、3つのポイントからペットの霊園探しを見ていきましょう。

インターネットで探す

ペットの霊園情報はインターネットで情報収集するのがおすすめです。
ペットの霊園自体が比較的新しいサービスになりますので、取り扱っている業者は、おおむねホームページを開設するなどして集客をしています。

そのため、ある程度のサービス内容はインターネットで把握することが可能です。自分が希望するようなサービスを行っているペットの霊園を数社ピックアップしましょう。

電話で対応や細かい疑問点を確認

インターネットでめぼしい業者の選定ができたら電話で問い合わせをしてみます。
電話をする理由は、実際に説明を聞くという一面もありますが、スタッフの対応をチェックするという意味合いからも行っておきたい確認作業です。

ペット霊園を営む業者のなかには悪質な業者も存在します。
人間のお墓のように、ペットのお墓には法律的な縛りがありません。

そのため、利用希望者を巧みに騙して高額請求するようなケースもあります。
電話対応がずさんな業者は、その時点であまりおすすめできないと思っておいた方が賢明です。

現地に足を運んで必ず確認する

興味を持ったペット霊園があれば、ぜひ一度足を運んでみましょう。
電話だけですべてが分かるわけではありません。
また、実際に現地に赴くことで気がついたり、感じたりすることがあります。

ペット霊園の3つのメリット・デメリット

ペットの霊園に納骨するメリットやデメリットとはどんなことなのでしょうか。
ここでは、ペット霊園の3つのメリット・デメリットについて解説します。

ペット霊園の3つのメリット

ペット霊園には主に3つのメリットがあります。
一体どのようなポイントがあるのかを押さえておきましょう。 

1.飼い主の気持ちが整理しやすい

ペットの霊園を利用することで、ペットの死別をしっかり受け止めることができ整理しやすいことはメリットです。大切なペットが亡くなると、深い悲しみで苦しくなるでしょう。

火葬だけ行ったとしても、埋葬するところが決まっていないと漠然と一緒にいたいという気持ちが募り整理がつきにくくなりがちです。
しかし、霊園へ納骨することによって大切なペットとの気持ちを時間と共に整理しやすくなります。

2.ペットの火葬なども含めて任せられる

ペットが亡くなった後のさまざまな処置を業者へ任せられることはメリットです。
ただでさえ、大切なペットが亡くなったショックで気が動転している状態ですから、
さまざまな手続きを自分で行うことは非常に難しくなります。

ペット霊園の業者に依頼すれば、亡くなってから納骨まですべて任せられますので、
肉体的精神的負担を大きく減らすことが可能です。

3.埋葬する場所を悩まないで済む

ペットが亡くなっても埋葬場所で悩まないという点でもメリットは大きいです。
ペット霊園は、あらかじめペット用に作られた霊園ですので安心して埋葬することができるでしょう。

ペット霊園の3つのデメリット

ペット霊園を選ぶ際はデメリットにも着目しておきたいところです。
ここでは、3つのデメリットについて解説します。

1.なかには悪徳業者や、ずさんな業者もいる

ペット霊園を営む業者には悪徳業者や、ずさんな業者もいる点はデメリットです。
人間のお墓は霊園や墓地を運営するためには厳しい条件をクリアしないと許可が下りません。

しかし、ペットの霊園は法律による規制は特にないため、利用者の足もとを見るような業者も存在します。
悲しみに明け暮れている最中ですので、細かく業者を精査できていないと業者の餌食になりかねませんので注意しましょう。

2.お墓参りをする際、霊園に行く必要がある

ペット霊園に納骨した場合、霊園まで行かないとお墓参りができないことはデメリットです。
自分の家の庭でペットを埋葬した場合は、毎日でもお墓参りができます。

元気なうちはお墓参りも積極的にできるでしょうが、高齢になってくると難しくなるというケースもあるため、ペット霊園に入れる場合は、長い目で計画をしておくと良いでしょう。

3.ペット霊園の法律は整備されていない

ペット霊園は悪くいえば、無法地帯です。
人間のお墓であれば「墓地埋葬法」にのっとって対応が制限されている面がありますが、ペット霊園はそれがありません。
そのため、利用する側がしっかり規約や業者のサービス内容などを精査できないとトラブルの元になります。

まとめ

いかがでしたか。
ペットの霊園や、ペットの墓石は思った以上に身近なものだということが詳しく分かったのではないでしょうか。
ここまで、お話ししてきた内容を簡単におさらいしてみましょう。

この記事のまとめ

  • ペットの霊園や墓石に関しては法律規制がない
  • ペットは亡くなると「一般廃棄物」扱いになる
  • ペットのお墓はどこにでも作ることが可能
  • ペットの墓石はネットで注文できる
  • ネットでのペットの墓石相場は約1万~3万円
  • 人間と同じタイプのお墓を作ると約114万円
  • ペットと一緒に入れる霊園や寺院もある
  • ペット霊園の探し方のポイントは「ネット検索」「電話」「訪問」の3つ
  • ペット霊園は飼い主の気持ちを整理したり、手間を省けたりすることがメリット
  • 悪質業者などもいるため、ペット霊園を契約する際は十分な精査が必要

かけがえのない日々を一緒に送ってきたペットたちを手厚く供養したいという気持ちを
悪用する業者がいることは残念ですが、ポイントを押さえておけば判別は可能です。

予算の関係でリーズナブルに供養してあげたい飼い主にとっては、
自宅の庭に埋葬するのがおすすめといえます。

自宅の庭がない人でも手元供養などで供養してあげることも可能です。
さまざまなサービスがあると思いますので、自分の納得できる供養方法をしっかり精査したうえで、
慎重に選んでいきましょう。


監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

昔はペットが死んでしまったら庭に埋めるケースが多かったと思いますが、特に都市部では埋める庭がなくなったことに加え、日本人の土葬に対する考え方の変化もあり、ペットも火葬することが主流になってきました。
ペットの火葬場や霊園については、「墓地、埋葬等に関する法律」の適用はありませんので、ペットの遺体処理施設として考えられています。かつて東京の某繁華街のビルの一角にペット専用の火葬炉があったこともあります。ここは小さなセレモニーホールと納骨堂が併設されていて、廃業したときは遺骨の引き取りを促すハガキが利用者の元にあったそうですが、引き取り手のないペットの遺骨も多数あったという話を聞きました。
最近では近隣住民とのトラブルもあり、ペット霊園や火葬炉の設置について条例で規制している地方公共団体も増えています。