吹田市のお墓・霊園の傾向
吹田市は、大阪市の北側に隣接する人口約38万4千人の市です。万博記念公園にある太陽の塔や吹田サッカースタジアムが有名です。1960年代には日本初の大規模ニュータウンである千里ニュータウンができ、大阪市のベッドタウンとして発展してきました。反面、市内には江坂駅や吹田駅周辺の商業地も栄えています。複数の鉄道路線が走るだけでなく、高速道路のインターチェンジやジャンクションもあり、交通アクセスの良いエリアです。
市有墓地の募集は不定期 霊園が少ない中モダンな納骨堂が登場
吹田市には、市が運営管理する「市有墓地」(市営墓地と呼ばれることも)がいくつかあります。新たに造成された公営霊園ではなく、昔からある墓地を市が管理していると言った方が適切でしょう。代表的なのは「市有片山墓地」と「市有川面墓地」ですが、ともに平成28年度を最後に、現在は募集が行われていません。
主だった民営霊園や寺院墓地がない吹田市ですが、JR吹田駅から徒歩約5分の距離にあるのが「常光円満寺」の自動搬送型の納骨堂です。モダンな雰囲気の中でお墓参りができます。館内はコンピューターで制御されており、専用のICカード一枚で遺骨が礼拝ブースに運ばれてきます。1,300年の歴史を誇る足利家の菩提寺である常光円満寺には、この他にも仏壇型やロッカー型の納骨堂、永代供養墓、一般墓区画などもあり、利用者にあった供養の方法が選べます。
吹田市の交通アクセスの特徴
吹田市は交通の便が良いエリアですが、お墓参りに限っては交通手段を検討しなければならないかもしれません。なぜなら吹田市内には古くからの墓地や霊園が多いため、道の狭い場所や、駐車場が完備されていないところも多々あるからです。車、あるいは電車やバスなど、お墓参りの交通手段は臨機応変に対応しましょう。
吹田市の鉄道路線は、JR東海道本線(京都線)・おおさか東線、阪急千里線・京都本線、大阪メトロ御堂筋線、北大阪急行、大阪モノレールがあります。バス路線も充実しており、阪急バスが市内全域に路線網を敷いているほか、京都バスや近鉄バスも運行しています。
道路網も充実しており、特にニュータウンエリアは道路幅も広く、運転しやすいでしょう。吹田市には中国自動車道、名神自動車道、近畿自動車道が接続する「吹田ジャンクション」があり、近畿地方の交通の要衝です。乗り入れ口として「吹田IC」が利用されます。また、一般国道も新御堂筋や大阪内環状線などの幹線道路があり、交通の激しいエリアです。