西東京市のお墓・霊園の傾向
西東京市は東京都多摩地区東部にある人口約20万人の市です。練馬区や武蔵野市に隣接しており、東西を走る道路や鉄道の利便性が良いこともあり、住宅地を中心に発展した自治体です。戦後は日本最大級の公団住宅であるひばりヶ丘団地が造成され、2001年の合併以降も人口は増加傾向にあります。
広大な敷地に60もの寺院墓地が集まる「ひばりが丘浄苑」
西東京市には公営霊園がありません。公営霊園を希望する人は都立小平霊園か都立多磨霊園が選択肢となるでしょう。
西東京市の霊園の筆頭はなんといっても「ひばりが丘浄苑」です。ひばりが丘の閑静な住宅街にある43,000㎡にもおよぶ広い敷地面積を誇ります。霊園の管理は浄土真宗東本願寺派の本山である東本願寺がしていますが、宗教や宗派を問わずに利用できます。もともと墓地があった場所に、門信徒の要望を受けて、昭和62年にひばりが丘別院の本堂ができ、法要も執り行えます。園内はバリアフリー設計で、伝統的な一般墓区画だけでなく、ガーデニング墓所も用意されており、和洋が混在した明るい雰囲気の霊園です。
また、園内は約60の寺院墓地が区画を分けて共用するという、大変珍しいスタイルの霊園です。
西東京市の交通アクセスの特徴
西東京市は東西の交通アクセスが充実しています。鉄道やバスをうまく利用すれば公共交通機関でのお墓参りも可能です。
鉄道は西武鉄道を2路線が東西に横断し、新宿線には「田無駅」「西武柳沢駅」「東伏見駅」があり、池袋線は「保谷駅」や「ひばりヶ丘駅」があります。地域によっては、新宿線の「花小金井駅」(小金井市)やJR中央線の「三鷹駅」(三鷹市)や「武蔵境駅」(武蔵野市)を利用する人もいます。
一般道路は、青梅街道、新青梅街道、所沢街道、五日市街道、富士街道などの東西の幹線道路に加えて、武蔵境通りや伏見通りなど、南北を走る道路があります。市内に高速道路の乗り入れ口はなく、最も近いのが、関越自動車と東京外環自動車道の「大泉インター」、中央自動車道の「調布インター」と少し距離があります。
市内の南北の交通を支えるのが路線バスです。主に西武バスが運行しており、その他にも関東バスや西東京市コミュニティバス「はなバス」が走っています。西東京市には、北から西武池袋線、西武新宿線、さらには市外ではあるもののJR中央線が走っており、これらの主要駅をつなぐ形で複数の路線が敷かれています。