住宅ローン免除の団体信用生命保険!抵当権の抹消手続きも解説
「団信」加入で住宅ローンは支払い免除に
抵当権を抹消する手続も忘れずに行う
故人が住宅ローンを支払っている最中に亡くなった場合は、すみやかにローンを支払っている金融機関に連絡しましょう。故人が「団体信用生命保険(団信)」に加入していれば、ローンの支払いは免除になります。
最近は、ほとんどのケースで団信に入っているはずですが、万が一入っていなければ免除にはならないので、念のため確認しましょう。所定の書類を提出したあと、審査に時間がかかり、ローンの返済が続いたとしても、そのぶんはあとで返還されます。
ローンの手続をする一方で、不動産の名義変更
、それに抵当権の抹消手続も行う必要があります。抵当権とは、いわば担保のことで、ローンを支払えなくなったら、ローンの貸し手はその家を競売にかけるなどして、お金に換えることができます。すぐに抹消しなかったからといって、何か不都合なことが起こるわけではありませんが、忘れていると、将来、面倒なことになる可能性もあります。銀行から抹消に必要な書類が送られてくるので、すぐに取りかかりましょう。
抵当権を抹消するときの登記申請書の例
メモ:自力で作成することもできるが、一般的には司法書士に依頼することが多い
■参照元
わかりやすい図解版
身内が亡くなったあとの「手続」と「相続」
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2016年5月10日 第1刷発行
2018年2月20日 第6刷発行
監修者:岡信太郎(司法書士)、木村健一郎(税理士)、岡本圭史(社会保険労務士)
発行者:押鐘太陽
発行所:株式会社三笠書房
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